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デモ環境における通信状況グラフ
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CEATEC JAPAN 2006のKDDIブースでは、同社が掲げる有線と無線をシームレスに利用できる「ウルトラ3G」構想の実現を見据えたIEEE 802.16e(モバイルWiMAX)のデモンストレーションが行なわれている。
モバイルWiMAXのデモンストレーションは、総務省から無線局免許を取得して実施。会場内にWiMAX基地局や移動局を設置し、映像のストリーミング(H.264、5Mbps)、インターネット接続、テレビ電話を同時に利用する環境で、デモが行なわれている。
デモ環境では、2.5GHz帯を利用して20MHz帯域幅で運用しており、下り最大37.4Mbps、上り12.1Mbpsの通信が理論値で可能。ただし、CEATEC JAPAN 2006の通信環境の影響も受けて実測値は10Mbps前後に止まっていたが、デモを見る限りは3サービスともに、問題なく利用できている印象だった。
このほか、テレビ電話を使用してモバイルWiMAX網とEV-DO網のシームレスハンドオーバーのデモも実施されている。
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KDDIブースに設置されたモバイルWiMAX基地局。右手にあるのはアンテナ
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(写真右から)モバイルWiMAX移動局とモバイルWiMAXカード
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関連情報
■URL
CEATEC JAPAN 2006
http://www.ceatec.com/
KDDI
http://www.kddi.com/
関連記事:KDDIが提唱する「ウルトラ3G」、その実力は?~モバイルWiMAX実証実験[Broadband Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/12857.html
( 村松健至 )
2006/10/05 18:27
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