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パイオニアブースの受付
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衣装替えしたHARUKA
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CEATEC JAPAN 2006のパイオニアブースで受付を担当していたのは、「3Dコンパニオン HARUKA」。受付窓口を模したオブジェクトに、3D加工を施された受付嬢のHARUKAが座り、来場者のアクションに答えるというものだ。
HARUKAは、独自に処理した3D映像を、ディスプレイに装着した3D用レンズを通して映し出す「3Dフローティングビジョン」という技術が用いられている。専用の眼鏡がなくても立体映像を楽しめるのが特徴だという。
説明員によれば、「HARUKAは毎年恒例の出展。これまではブース内の一角に設置されていたが、今年からは受付に設置された」ことから、いわば“昇進”したかたちだ。機能面では大きな変化はないが、今年からコンパニオンと同じ衣装に着せ替えることができるようになったという。
コンパニオンに言われるままに、HARUKAに手を近づけると「キャッ」と拒否。気まずい空気にいたたまれなくなりブース内に駆け込むと、3Dフローティングビジョンを活用したカーナビゲーションシステムが参考出展されていた。
これは、現在利用されている2Dのカーナビゲーションに、3D画像を組み合わせたもの。自動車が交差点に近づくと、交差点にある建物が3Dで表われたり、有名なランドマークを通り過ぎる際には、その施設が3Dで登場し、ドライバーの注意を引くという。
会場では、試乗待ちの行列ができるほどの人気。説明員は、「3D表示にすることで、2Dよりも情報の注目度を上げられることがメリット。また、空中に浮かんだ実像と地図が連動するため、操作が理解しやすい」と説明する。
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3D映像を活用したカーナビゲーションシステム
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3Dフローティングビジョンの原理
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ペンギン型車載ロボット
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また、自動車のダッシュボードに搭載する、高さ15cm程のペンギン型車載ロボットも人気を集めていた。ロボットにはカメラが搭載されており、ドライバーが運転席に座ると、ロボットが声や表情を変えて出迎えてくれる。
運転中、ロボットは進行方向を向いているが、急にハンドルを切るなど乱暴な運転をすると、ドライバーの方に振り返り注意を与える。さらに、信号検出機能により、信号が青でも停止したままだと、振り返ってドライバーに気付かせようとしていた。
画像認識機能では、風景を解析することによりランドマークを自動的に撮影することも可能。撮影した画像は、ロボット内のCFカードに保存される。音声認識機能も搭載し、車内で歓声が上がったときには後ろを振り向いて、車内の様子を撮影する“盛り上げ役”にもなってくれるという。
説明員によれば、商品化の予定は未定とのこと。将来的には「衝撃を感知することにより、ドライブレコーダーとしても活用できる」と話していた。
関連情報
■URL
CEATEC JAPAN 2006
http://www.ceatec.com/
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( 増田 覚 )
2006/10/06 11:36
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