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イベントレポート
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「既存ネットワークのIP化では不十分」NEC矢野社長が語る理想のNGN像


NECの矢野薫代表取締役執行役員社長

次世代ネットワーク(NGN)によって実現されるサービス
 「ITU TELECOM WORLD 2006」で4日、各国のCEOが参加するラウンドテーブルが開催された。NECの矢野薫代表取締役執行役員社長が講演し、同社が手がける次世代ネットワーク(NGN)のビジョンを語った。

 矢野社長は冒頭、1977年に米国アトランタで開催された「インテルコム」で小林宏治前会長が提唱した、「C&C(Computer & Communication)」という戦略を紹介。C&Cは、コンピュータと通信の融合を示したものだ。矢野社長は、「C&Cは、まさに今日のインターネット社会」と語り、NECの先見性をアピールした。また、通信事業者が手がけるNGNについても「C&Cが不可欠」として、同社がNGN分野でも貢献できると訴えた。

 NGNを推進するにあたっては、「既存のネットワークをIPベースに置き換えるだけではなく、社会に大きな価値を与えるサービスプラットフォームを展開すべき」と話す。「NGN上のサービスプラットフォームでは、1秒間で大量のデータを処理できるため、PCに加えてモバイル向けにインターネットサービスを提供したり、モバイルを決済端末としても使うことも容易になる」。

 NGNにより実現する具体的なサービスとしては、IPTVを挙げる。「NGNでは、映像のQoS(Quality of Service)を保証できるため、ユーザーは高品質のビデオストリーミングを楽しめる」。さらに、音声だけでなく動画やホワイトボードなどのコンテンツを複数端末間で共有するグループコミュニケーションや、シンクライアントのコンピュータシステムの利用が進むとの考えを示した。


関連情報

URL
  ITU TELECOM WORLD 2006(英文)
  http://www.itu.int/WORLD2006/


( 増田 覚 )
2006/12/05 12:29

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