セキュリティシステムの展示会「SECURITY SHOW 2008」が開幕

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イベントレポート

【 2009/06/12 】

■	ひろゆき氏＆夏野氏が講演「日本のネットは決してダメじゃない」［18:57］

■	携帯ゲーム機のような見た目のNGN対応回線品質測定器［14:28］

■	ISAO、IPデータキャストを利用したサービスイメージを展示［11:33］

【 2009/06/11 】

■	アナログ停波後の周波数帯域を利用したマルチメディアサービス［18:50］

■	日テレが「ニュース検索API」などを紹介、国内の地上波放送局初［18:36］

■	UQ Com田中社長、高速＆オープン志向「UQ WiMAX」のメリット語る［17:45］

■	主催者企画コーナーでは「ServersMan@iPhone」のデモも［11:13］

■	国内初のデジタルサイネージ展示会、裸眼で見られる3D映像など［11:12］

【 2009/06/10 】

■	CO2排出量が都内最多の地域、東大工学部のグリーンプロジェクト［20:01］

■	IPv4アドレス枯渇で「Google マップ」が“虫食い”に!? ［19:29］

■	UQ Com、7月の有料サービス開始に向けて「UQ WiMAX」をアピール［19:20］

■	「Interop Tokyo 2009」展示会が開幕、今年はひろゆき氏の講演も［14:53］

セキュリティシステムの展示会「SECURITY SHOW 2008」が開幕

SECURITY SHOW 2008の会場

　東京・有明の東京ビッグサイトで4日、セキュリティ・安全管理の総合展示会「SECURITY SHOW 2008」が開幕した。会期は7日まで。入場料は当日一般1,500円。東京ビッグサイトではこのほか、ICカードの展示会「IC CARD WORLD 2008」や、流通情報システムの展示会「リテールテック・ジャパン 2008」などが併催されている。

　SECURITY SHOWの会場では、監視用のネットワークカメラや入退室管理システムなど、主に企業向けのセキュリティシステムが数多く展示されている。

● イトーキ、電波の漏洩を抑えた無線LANアクセスポイント「LANシート」

　イトーキのブースでは、シート状の無線LANアクセスポイント「LANシート」を参考出展している。

　LANシートは、シート内に無線LANの電波を流し、シート上に置いたPCのみ通信が可能となるシステム。シートの表面に格子状のメッシュ層があり、ここから漏れ出した電波を利用する。LANシートから出る電波は急激に減衰するため、シートの上に置いたPCであれば通常の無線LANと同等の速度で通信が可能だが、1メートル程度離れると通信が不可能になる。

　この仕組みにより、無線LANの電波が会社の外などに漏れることを防ぎつつ、机の上であれば無線LANが利用できる環境が構築でき、有線LANに比べても配線の手間が省けるとしている。

　展示しているシステムではIEEE 802.11aを利用しているが、802.11b/gでも利用は可能とのことで、イトーキでは7月の発売を予定している。


イトーキが参考出展している「LANシート」	シートから約1メートルしか電波が届かない加工を施している

■URL
　イトーキ
　 http://www.itoki.jp/

● 松下、ホームセキュリティシステム「ライフィニティ」を展示

　松下電器産業／松下電工のブースでは、新築戸建住宅向けのホームセキュリティシステム「ライフィニティ」を展示している。

　ライフィニティは、住宅内にLAN配線を巡らせ、IP対応のインターホンや電気錠システム、PCやテレビから利用できるようにするシステム。PCのほか、パナソニックの「VIERA」シリーズのテレビからもリモート操作に対応。また、携帯電話で外部から家庭の機器をコントロールできる機能も提供する。

　インターホンのシステムでは、玄関に設置したネットワークカメラの画像を、VIERAで見ることが可能。最新のVIERAでは、訪問者があった場合にテレビ画面にお知らせを表示する機能に対応するほか、旧機種でもアクトビラに対応していればメニューから映像を確認することができる。このほか、窓の開閉を検知するセンサ付きの電気錠や、エアコンや照明のリモコンなどをラインナップとして揃え、ホームセキュリティシステムとして売り込む。

　システムは家庭内にLAN配線が必要となるため、主に新築戸建住宅向けの販売を想定しているが、電気錠システムなど単体でも動作するものについては既存の住宅向けにも展開するとしている。


玄関に設置したネットワークカメラの映像をテレビや携帯電話から確認できる	侵入防止システムや照明、エアコンなど、家庭内の機器も制御可能

■URL
　松下電工ライフィニティ
　 http://national.jp/Lif

● ネットワークカメラや入退室管理システムなど企業向けシステムが多数展示

　このほか、SECURITY SHOWの会場では、監視用のネットワークカメラや入退室管理システムなど、企業向けの防犯管理システムが数多く展示されている。

　監視用のネットワークカメラでは、各社ともカメラの「高画質化」をアピール。ソニーのブースでは、最大解像度1280×960ピクセルのネットワークカメラ「SNC-CM120」など3機種を展示している。各機種とも、JPEGによる静止画とMPEG-4による動画の同時送信が可能で、Webブラウザを利用した映像モニタリングが可能。また、別売の多地点モニタリングソフトや専用レコーダーと組み合わせることにより、映像の記録が可能となる。

　入退室管理システムでは、大規模な管理システムのほか、中小規模の事業所でも導入可能なシステムの展示が目立った。日立ビルシステムでは、月額約2万円程度で利用できる入退室管理システム「ネットACS」を展示。ネットACSでは、管理用のサーバーを日立側で管理し、利用者はインターネット経由でIDの管理などを行なうことでコストを削減。支店や支社など、複数拠点の一元管理にも利用できるとしている。


ソニーの高画質対応ネットワークカメラ	日立ビルシステムではの入退室管理システム「ネットACS」

■URL
　ソニーネットワークカメラ
　 http://www.sony.co.jp/SNC
　日立ビルシステム
　 http://www.hbs.co.jp/

関連情報

■URL
　 SECURITY SHOW
　 http://www.shopbiz.jp/top/index_SS.html

（三柳英樹）
2008/03/04 19:18

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