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3Dバーチャルワールド「東京0区」の展示コーナー
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東京・有明の東京ビッグサイトで27日、「東京国際アニメフェア2008」が開幕した。見本市会場には国内外のアニメ関連企業289社、789小間が出展する。会期は30日まで。入場料は当日一般1,000円。
27・28日のビジネスデーには来場者へ向けたPRや商談、29・30日のパブリックデーにはアニメソング歌手や声優、着ぐるみが登場するイベントなどが実施される。4日間の動員数は12万人を予定している。
会場では、SBIホールディングス子会社のSBI Beyondが開発中の3Dバーチャルワールド「東京0区」の展示コーナーも設置。東京0区のプラットフォームとして採用されることが決まった3Dバーチャルワールド「vSide」のデモを行なっている。また、東京0区のプロモーションアニメも初公開した。
米国のDoppelgangerが運営するvSideは、音楽に特化した3Dバーチャルワールド。東京0区にある街の1つという位置づけだ。vSide内のクラブやバーなどで、専門のDJが手がけた音楽をストリーミング視聴できるほか、ダンスやパーティーなどのイベントを通じてチャットによるコミュニケーションを図れる。
現在は英語版のみが提供されているが、担当者によれば2008年夏から秋頃に日本語化される予定。日本語版では、「アニマトリックス」や「鉄コン筋クリート」などの映画製作で知られるSTUDIO4℃が都市デザインを手がける。
現在、日本では「Second Life」や「meet-me」などの3Dバーチャルワールドが提供されている。既存サービスと東京0区の違いについて担当者は、「STUDIO4℃がグランドデザインを担当することで、日本人になじみやすい街並みとなる。さらに、金融を手がけるSBIグループが関わっているため、仮想世界と現実世界を融合する金融インフラも視野に入れている。例えば、東京0区で得た仮想通貨を現実の店舗で利用することなどが可能になるかもしれない」と説明している。
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現在は英語版のみが提供されている「vSide」。展示コーナーでは体験できる
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vSide内のクラブ。専門DJが手がけた音楽をストリーミング視聴できる
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関連情報
■URL
東京国際アニメフェア2008
http://www.tokyoanime.jp/
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( 増田 覚 )
2008/03/27 17:12
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