関西でモバイル向け事業を展開するベンチャー企業など約60社が参加する組織「Mobile ContentsTechnical Partnership(MCTP)」は、「WIRELESS JAPAN 2008」にて、学校裏サイト通報システム「ネット110」を紹介している。
「ネット110」は、学校裏サイトの存在や被害に関する情報を、被害者からの通報により学校などの関係先に提供する無料サービス。携帯電話向けのCGMサービスを運営する事業者の協力を得て、掲示板やブログ、プロフなどのサイト上にMCTPが提供する「通報ボタンラベル」を設置する。
いじめにつながるような書き込みを見つけたユーザーは、通報ボタンから通報フォームに移動し、当該情報をMCTPに送信する。情報はデータベース化され、学校関係先が専用サイトや専用ソフトを通じて情報を閲覧できる。また、MCTPから当該サービス事業者へ書き込みの削除も要請する。
MCTPは、NTTドコモ関西支社の協賛を受けて2001年11月に発足し、現在は7期目の活動を展開している。同ブースの説明員は、「これからCGM系サイトを運営する事業者に協力を求めていく。運営者側も(被害が)わからない部分が多く、ユーザーの通報で早期に対処できる点が特徴」と話す。「2008年内か、2009年4月までには開始したい」という。
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ネット110の概要
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ネット110のメリット
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関連情報
■URL
MCTP
http://www.mctp.jp/
WIRELESS JAPAN 2008
http://www8.ric.co.jp/expo/wj/
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( 野津 誠 )
2008/07/23 12:41
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