札幌市で8月1日まで開催された「iCommons Summit 2008」(以下、iSummit)では、クリエイティブ・コモンズ(CC)の提唱者であるローレンス・レッシグのほか、オープンな情報共有の重要性を訴える数多くの著名人が登場。CCをはじめとする、オープンな情報共有の在り方について講演した。会場には、CC関係者やメディアなどが詰めかけ、その半数以上は外国人だった。
iSummitでは講演のほか、CCの利用者以外でも楽しめるワークショップも開催。会場では、「Flicker」で公開されているCCライセンスの画像を使い、オリジナルデザインのTシャツを1枚1000円で作れるワークショップが設置されていた。ワークショップの担当者は、「主に外国人が購入している。注文が殺到し、プリントが追いつかない状態」と、うれしい悲鳴を上げていた。
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オリジナルTシャツを作れるコーナー
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来場者がデザインしたTシャツ
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デザインしたTシャツはその場でプリントしてもらえる
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デザインしたばかりのTシャツ。「表示」と「継承」のCCライセンスマークもプリントされている
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ワークショップ以外には、書道や茶道などの日本文化を実際に体験できるコーナーを設置。講演の合間には外国人が長蛇の列を作るほどの盛況ぶりで、慣れない手つきで筆を握ったり抹茶をすすっていた。
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書道コーナー
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茶道コーナー
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iSummitが開催された札幌市に本社を構えるクリプトン・フューチャー・メディアは、「初音ミク」ブースを設置し、初音ミクのプロモーション映像を流していた。さらに、「What is "HATSUNE MIKU movement"?(初音ミクムーブメントとは?)」という英語のチラシを配布し、初音ミクが「YouTube」や「Nico-Nico-Douga」で3万件以上の関連動画が公開されたことなどを伝えていた。ただし、記者が見た限りでは閑散としており、初音ミクに萌える外国人は少ないように感じた。
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初音ミクのブース
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初音ミクムーブメントを伝える英語のチラシも配布していた
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関連情報
■URL
iCommons Summit 2008
http://www.creativecommons.jp/isummit08/
( 増田 覚 )
2008/08/01 21:45
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