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「インターネット白書2004」で見るインターネットの現在(2)

まだまだ低いブログの認知率、「知らない」「わからない」が7割以上

 7月1日に発売された「インターネット白書2004」(7,140円)の中から、注目されるデータを3回にわたって紹介している。2回目となる今回は、インターネットの各種サービスやアプリケーションの利用実態について調査結果をいくつかピックアップした。

 ここで紹介するデータは、自宅からインターネットを利用している全国の16歳以上を対象として、アクセスメディアインターナショナルが4月17日から23日にかけて実施したWebアンケートによるもので、有効回答は3,350件。


まだまだ低いブログの認知率、「知らない」「わからない」が7割以上

ブログの認知度
 昨年から今年にかけて国内の大手ISPなどでもこぞってサービスを開始、ブームとなっているブログだが、「すでに利用している」と回答した人はわずか2.5%に過ぎなかった。「まだ使っていないが、利用を検討している」も4.6%に止まり、「意味は知っているが、利用していない」の19.0%をすべて足しても、ブログというものを知っている人は3割未満だった。逆に、53.1%の人が「知らない」、13.3%が「聞いたことはあるが、意味は知らない」と回答。「わからない」の7.5%と合わせると、現時点ではブログを認知していない人のほうが7割以上を占めていることがわかった。

 すでに利用している人が使っているツールとして具体的な名称が挙がったのは、「Movable Type」が6.0%、「bblog」が3.6%、「Blosxom」が2.4%、「myphpblog」が2.4%、「その他」が15.7%だった。60.2%の人が「名前はわからないが、ブログサイト/プロバイダーが提供しているツール」、10.8%が「わからない」と回答している。白書ではこの理由について、「まだ利用者のブログサービスに対する評価や選択肢など情報が限られているため、身近にあるサービスツールを利用する状況」と説明している。

 利用しているサービスでは、ニフティの「ココログ」が最も多く19.3%だった。以下、「マイプロフィール」が8.4%、「エキサイトブログ」が7.2%、「gooブログ」が7.2%、「サービスを利用せず自分で作成している」が6.0%、「はてなダイアリー」が6.0%、「ライブドアブログ」が4.8%、「楽天広場」が4.8%と続いている。なお、有料サービスの利用率は3.6%で、無料サービスと併用している1.2%と合わせても、わずか4.8%。大多数が無料サービスの利用者で占められた。


ブログを「すでに利用している」とした83人が利用しているブログのサービス

個人ホームページの運営で収入を得ている人が1割強存在

 個人ホームページの開設状況では、昨年に続いて「現在開設していないし、今後開設するつもりもない」とした人が最も多く、52.9%を占めた。次いで「今は開設していないが、今後開設する予定である」が19.5%で、年代別に見ると60代、40代、50代の順に、高年齢層が今後の開設意欲を示しているという。以下、「現在開設運営している」としたが15.7%、「現在開設しているが、休止中である」が6.5%、「現在開設していないが、以前は開設していた」が5.4%となっている。

 実際に開設している人にホームページ運営による収入の有無を尋ねたところ、「収入がある」とした人が11.4%あった。具体的な手段は、「広告掲載サービス」が最も多く61.7%、次いで「物品販売」が46.7%、「オークション出品」が18.3%などとなっている。


個人ホームページで収入を得ている人の具体的な手段

P2Pアプリを利用したくない理由で多いのは「セキュリティが不安」

 P2Pアプリケーションを知っている人の割合は17.6%で、そのうち実際に利用しているのは14.6%に止まった。P2Pアプリケーションを知っていながら「ほとんど/まったく利用していない」と回答した人が約3分の2にあたる66.6%に及んだほか、「以前は利用していたが、現在は利用していない」が18.8%あった。


P2Pアプリケーションを「知っている」とした590人における、P2Pアプリケーションの利用状況

 実際に利用している人の用途としては、「ファイル転送・共有」が88.4%と大多数を占め、「チャット、ネットミーティング(遠隔会議)」の15.1%、「コンテンツ配信(動画、音声ファイルのストリーム配信)」の11.6%、「ストレージ」の9.3%などを大きく引き離している。メインの用途は依然として「ファイル転送・共有」であるものの、実は昨年の96.5%から減少しており、逆に「コンテンツ配信」は昨年の3.5%から大きく伸びている。「ブロードバンドの普及により、ストリーミング配信を提供しているWebサイトの増加に伴い、利用者も増えている」と推測している。

 利用しているファイル共有ソフトで最も多いのは「Winny」で48.8%、次いで「WinMX」の47.7%だった。WinMXが昨年の60.5%から減少し、これら2種類が拮抗してファイル交換ソフトの2本柱となっているという。


P2Pアプリケーションを利用しているとした86人が利用しているファイル共有ソフト

 一方、P2Pアプリケーションを知っていながら「ほとんど/まったく利用していない」と回答した人に今後の利用意向を尋ねたところ、「わからない」が最も多く46.2%を占めているものの、「利用したくない」とした人が31.3%で、「利用したい」の22.4%を上回った。「利用したい」は昨年の約3割から減少している。

 「利用したくない」とした人の理由は、「セキュリティが不安」が77.8%でトップに挙げられた。「ダウンロードする際の個人情報流出などに不安があると思われる」としている。そのほかでは、「利用機器が限られている」が15.8%、「利用アプリケーションが貧弱」が10.8%、「その他」が23.4%となっている。「その他」としては、「著作権侵害の問題」や「必要性がない」などの意見が挙げられた。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.impress.co.jp/info/release/pages/20040629.htm
  「インターネット白書2004」商品概要
  http://home.impress.co.jp/reference/1948.htm

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( 永沢 茂 )
2004/07/14 20:03

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