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日本のインターネット人口は6,284万4,000人〜インターネット白書2004


 インプレスは29日、インターネットの利用動向をまとめた「インターネット白書2004」(監修:財団法人インターネット協会)を7月1日に発売すると発表した。価格は7,140円。


日本の4軒に1軒がブロードバンド利用世帯に

最新調査データのグラフ画像(GIF形式)344点のほか、1996年版から2003年版まで過去8年分の資料の一部(PDF形式)も付属CD-ROMに収録している
 インターネット白書2004によると、2004年2月時点の日本のインターネット人口は6,284万4,000人で、2003年2月の5,645万3,000人から11.3%増加した。ただし、順調に伸びてはいるが、それまでの急激な伸びに比べれば鈍化しているという。利用場所および機器別の内訳を見ると、「自宅の機器から」が2,277万1,000人、「自宅の機器と勤務先/学校の機器、両方から」が2,061万4,000人、「勤務先/学校の機器から」が1,069万6,000人、「携帯電話/PHSのみ」が876万2,000人となっている。

 世帯ベースで見ると、自宅の機器の接続率を表わす「世帯普及率」は52.1%。昨年は48.4%だったため、はじめて過半数の世帯がインターネットにつながったことになる。一方、勤務先/学校と携帯電話/PHSも含め、何らかの形でインターネットを利用している人がいる世帯の比率を表わす「世帯浸透率」は78.1%に達した。

 自宅におけるブロードバンド接続の占める割合は48.1%で、2003年の39.3%から大幅に増加した。インターネット非利用世帯も含めた日本の全世帯に対する割合も25.06%となり、4軒に1軒がブロードバンド利用世帯となった。

 上記の世帯比率で見ると、自宅からのインターネット利用は未だにナローバンド世帯が51.9%とわずかながらブロードバンドを上回っているものの、利用者ベースでは初めてブロードバンドが過半数を超えた。これは、ブロードバンド世帯のほうが1世帯あたりの利用者数が1.794人と、ナローバンド世帯よりも多いため。自宅からのブロードバンド利用者は2,214万5,300人、ナローバンド利用者が2,123万6,600人となっている。

 なお、これらの数値は、アクセスメディアインターナショナルが今年2月、全国の主要26都市とその近郊の一般世帯を対象に実施した電話調査の結果をもとに割り出している。調査では、4万3,027世帯から有効回答を得た。


光ファイバ回線の比率が12.2%と1年で3倍近くに増加

 インターネット白書2004ではこのほか、PCの利用者実態についてより詳しいデータをとりまとめている。こちらのデータは、同じくアクセスメディアインターナショナルが4月下旬、自宅でインターネットを利用している16歳以上の個人を対象に実施したWebアンケートの結果をもとにとりまとめている。

 これによると、主なインターネット接続方法としてもっとも多いのはADSLで65.3%で、昨年の61.9%から増加した。続いてCATVが14.5%となっているが、こちらは逆に昨年の15.6%から減少した。3位は光ファイバの12.2%で、昨年の4.7%から3倍近くの伸びを示している。以下、ISDNによるダイヤルアップ接続が3.5%(9.4%から減少)、モデムによるダイヤルアップ接続が2.5%(5.3%から減少)、P-in/P-in Comp@ct/AirH"などの通信カードが1.3%などとなっている。

 ADSL接続の契約事業者では、東西NTTに代わってYahoo! BBがトップとなった。Yahoo! BBは昨年30.5%だったのが今年は35.6%に増加。一方で、東西NTTは31.0%から29.5%にシェアを落とした。以下、3位のイー・アクセスは10.5%(12.8%から減少)、4位のアッカ・ネットワークスは9.6%(9.3%から増加)となっている。Yahoo! BBは、契約ISPとしても23.9%を占めてトップに入り、2位の@niftyの12.8%を大きく引き離している。


インターネット利用者の3分の2は「P2Pソフトを知らない」

 開発者が逮捕されるなど話題となっているP2Pアプリケーションの認知状況については、「知っている」とした人は17.6%に止まり、「知らない」が66.3%、「わからない」が16.1%だった。昨年の調査では、「知っている」が25.0%、「知らない」が50.7%、「わからない」が24.3%だった。インターネット市場全体が大きくなった結果、P2Pを知らない初心者が増加しているのが原因ではないかとしている。

 さらに、P2Pを知っている人のうちで実際に利用している人の合計も14.6%に過ぎなかった。「ほぼ毎日利用している」が3.9%、「2、3日に1回利用している」が2.9%、「週に1回程度利用している」が3.1%、「1カ月に1、2回利用している」が4.7%だった。これに対して「ほとんど/まったく利用していない」は66.6%、「以前利用していたが、現在は利用していない」は18.8%だった。

 また、迷惑行為の被害に「遭ったことがない」とした人が昨年の61.4%から今年は37.0%に減少。逆に、「コンピュータウイルス」を挙げた人は24.9%から48.2%に急増している。個人情報の被害経験については、4人に1人にあたる24.9%が「ある」と回答した。


29日に東京都内で行なわれた記者発表会で挨拶するインターネット協会の高橋徹副理事長(左)、インプレスの塚本慶一郎代表取締役社長(右) 調査結果を解説するインプレスインターネット生活研究所の中島由弘副所長(左)。PCの世帯普及率が54〜55%と言われているため、家庭にあるPCが概ねインターネットに接続されていることになるという

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.impress.co.jp/info/release/pages/20040629.htm
  関連記事:ブロードバンドが定着した1年〜「インターネット白書2003」刊行
  http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0701/internet.htm

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「インターネット白書2004」で見るインターネットの現在(1)(2004/07/13)
「インターネット白書2004」で見るインターネットの現在(2)(2004/07/14)
「インターネット白書2004」で見るインターネットの現在(3)(2004/07/15)


( 永沢 茂 )
2004/06/29 16:36

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