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レゴ、小学生向けプログラミング教材「WeDo 2.0」発売

 レゴエデュケーションは、レゴブロックを使ってプログラミングを学べる教材「WeDo 2.0」を4月1日に発売する。価格(税別)は「レゴ WeDo 2.0基本セット」が2万4000円、教育機関向けの「レゴ WeDo 2.0カリキュラムパック」が3万8200円。なお、WeDo 2.0は2016年夏ごろをめどに教育用プログラミング環境「Scratch」に対応する予定。

作品例

 WeDo 2.0は、レゴブロックにモーターやセンサーを組み合わせ、専用のソフトウェアで制御することで、プログラミングを学習できるキット。米マサチューセッツ工科大学の協力を受け、100人以上の教育関係者に聞き取り調査や試作品テストを行い、そのアドバイスをもとに開発された。今後、小学校、塾、NPO法人の教育機関への導入が見込まれている。

 基本セットには、280ピースのレゴブロックパーツ、専用ケース×1、スマートハブ×1、パワーモーターM×1、モーションセンサー×1、チルトセンサー×1、レゴ WeDo 2.0基本ソフトウェア(Windwos/Mac OS X/iOS/Android対応)が付属する。

レゴブロック280ピース
専用ケース
レゴ WeDo 2.0基本ソフトウェア
スマートハブにはモーターを接続する2つのポートを備えており、Bluetooth 4.0でタブレットやPCと通信可能。さらに、1つのプログラムで3台同時に制御できる
パワーモーターM
15cm以内にある物体を感知するモーションセンサー
6種類の傾斜を感知するチルトセンサー

 カリキュラムパックでは、理科、技術、プログラミングを含めたプロジェクト型学習を行うための授業案が提供される。40時間以上の授業で使用できる素材を収めた、16のプロジェクトライブラリ、デザインライブラリ、理科のプロジェクト学習用のツールが付属する。

(磯谷 智仁)