ビジネスに役立つAndroidアプリ
後で読みたい記事を1クリックで保存できる「Pocket」
(2013/5/8 06:00)
アプリ名 | Pocket(Ver.4.5.2) | |
こんなときに | パソコンで見つけた記事をスマートフォンで読みたい | |
対応OS | Android OS 2.2以上 | |
価格 | 無料 | |
配布 | Read It Later | |
URL | https://play.google.com/store/apps/details?id=com.ideashower.readitlater.pro |
手軽に情報を収集し、携帯できるサービス
今じっくり読んでいる時間はないが、あとで必ず読みたい、一度読んだが、再読の価値があると感じた、そんな記事に出会ったとき、どうするだろうか。最近のウェブブラウザーは、パソコンとスマートフォン間で、タブやブックマークの同期が可能なものもある。しかし、落ち着いて読めるのが、まだ電波の入らない地下鉄の中ということもある。そんなときに活躍するのが「Pocket」だ。
「Pocket」は、気になるウェブページを保存して、パソコンや、スマートフォン、タブレットなど、マルチデバイスで共有できるクラウドブックマーキングサービスである。単にURLだけを保存するのではなく、コンテンツそのものをシンプルな形式でダウンロードできるため、オフラインでも読めるのが大きな特徴だ。
準備としては、まず、http://getpocket.com/ にアクセスし、アカウントを登録しておく。パソコンなら、ウェブブラウザーには専用の拡張機能、またはブックマークレットを設定し、スマ-トフォンなら、アプリ「Pocket」をインストールし、ログインしておく。登録やアプリ、サービスの利用、いずれも無料で利用できる。
パソコンのウェブブラウザーで見つけた記事を、スマートフォンで読みたいというときは、拡張機能などを1クリックすれば、記事が保存される。続いてスマートフォン側でアプリを起動すると、保存した記事が同期され、読めるようになっているというわけだ。逆に、スマートフォンで見つけたコンテンツを、あとでパソコンのモニタでしっかり見たい、というときは、スマートフォン側のブラウザアプリのシェア(共有)で「Pocket」を選択するか、Eメールで送信する方法もある。
アプリの表示には、パソコンと同じ状態で見せる「Web View」と、シンプルな「Article View」で切り替えられる。「Article View」はテキストと写真の最小限の構成になっており、表示をカスタマイズできるのも特徴の1つである。「AA」アイコンから、文字サイズやフォントを切り替えたり、背景色を白、黒、セピア調の中から選んだり、画面の明るさも調整できるため、自分に最適な状態で読むことができるのだ。特に画面が小さめのスマートフォンなら、「Article View」のほうが、より読みやすくなるだろう。
オフラインでも見られるようにするには、同期でのダウンロードが必要だが、通常はバックグラウンドで自動的に同期される。 ただし、状況によっては即同期されるとは限らないので、どうしても見たいコンテンツは、外出前に手動でも同期しておくと安心だ。
保存したコンテンツには タグが付けられるほか、メールで送る、ブラウザに送る、リンクをクリップボードにコピーする、Evernoteに新規ノートとして保存する、Facebookに送る、Twitterに送る...など、さまざまなシェア機能も用意されている。
なお、最近では、「いいね!」ボタンなどと並んで、「Pocket」に保存させるボタンを用意する記事も増えてきているようだ。これまでのボタンが誰かに見せることを意識したものであったのに対して、「Pocket」ボタンは、まず自分が読むことを目的としている。アプリはまだ日本語化されていないが、今のうちから使いこなせるようになっておくと、情報収集の強い味方になってくれるに違いない。