ビジネスに役立つAndroidアプリ

テキストメモを1日単位でEvernoteに保存できる「WriteNote」

アプリ名WriteNote(Ver.1.5)
こんなときにテキストメモをEvernoteにすばやく保存したい
対応OSAndroid OS 1.6以上
価格無料
配布MARUMI
URLhttps://play.google.com/store/apps/details?id=jp.eek.nap.writenote

テキストメモをガンガン書き溜めたいEvernoteユーザーに

 アイデアやメモをクラウド上に保存し、さまざまなデバイスから共有できるEvernote。筆者もずいぶんお世話になっているサービスだ。Evernoteには、ノートの作成や更新、閲覧に使える専用のアプリやウィジェットが用意されており、機能が更新されるたびに洗練されて使いやすくなっているが、それでも欲しいのが、シンプルなメモ機能である。

 せっかく思い出した大事な要件も、メモを書くために、新規ノートを作成したり、既存のノートを探して開いたりしているうちに忘れてしまうかもしれない。最小限の操作で、メモが書きたい、とりあえず書き溜めておく場所が欲しい、と思ったことはないだろうか。そんな方におすすめなのが、今回ご紹介するアプリだ。

起動時の「WriteNote」。 利用するには、Evernoteのアカウントの取得と設定が必要

 「WriteNote」は、書いたテキストを1タップでEvernoteに保存できるというもの。断片的なメモを何度書いても、すべて1日分のノートにまとめられるのが大きな特徴だ。

 起動すると、すでにテキストが入力できる状態なので、テキストを入力したら送信ボタンをタップする。すると、初回にノートが自動生成され、設定で指定された名称のノートブックに保存される。閲覧や編集機能はなく、次に送信したメモは、作成済みのその日のノートに、タイムスタンプとともに自動的に追記される。オフラインでも一旦ローカルに保存され、ネットワークにつながると更新される。

 つまり、ノートを探して、開いて、書いて、保存して……という操作がまったく不要なため、その分書くという行動だけに集中できるというわけだ。いつ書いたかが分かるので、出来事だけをひたすら書いてライフログとしてもいいし、頭に浮かんだことを随時書いて送信してもいいのである。ノートに1つまでなら、チェックボックス機能も使える。忘れたくない物事の名前や値段などのほんの数文字のメモから、思いついたフレーズ、そのとき起きた出来事、原稿の一部分などの文章などを書いておいてもいいだろう。とりあえずメモをガンガン保存したい方に、ピッタリなのだ。

 内容を確認したいときは、別途公式アプリなどを使う。見直す際、新しいものが上か下かというのは好みがあるだろう。追記分は下がいいというときは、設定で「ノートの下に追記する」にチェックを入れればOK。繰り返し送信したいときは、「送信後も終了しない」にチェックを入れておこう。こうすると、観察記録などをメモしたいときは、開きっぱなしで次々と保存できる。

 作成されたノートは、初期設定ではその年のノートブック内にまとめられるが、ノートブック名や、ノート名も設定で編集できるので、目的に応じて変更してみよう。

 なお、カメラで撮影した写真や、ギャラリーの写真も保存したいとき、位置情報を付けたい、ノートの設定を切り替えて使いたい、複数のチェックボックスを使いたいときは、有料版の「WriteNote Pro」(220円)を活用するといいだろう。

メモを入力したら、画面中央付近にある矢印のボタンをタップする
メモが送信されると同時に、画面は初期化され、次のメモが書ける状態になる
Evernoteの公式アプリで「2013年」というノートブックを開くと、作成したメモが、当日のノート名で保存されているのが確認できる
Evernoteの公式アプリで保存されたノートを開くと、時系列にメモが読める
設定画面。送信後も続けて入力したいときは、「送信後も終了しない」にチェックを
「ノート設定」を開くと、ノートブック名やノート名で編集する。タイムスタンプの形式も編集可能

すずまり

プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。 睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。