ビジネスに役立つAndroidアプリ

「避難情報」もプッシュ通知してくれる「防災速報 ~地震,豪雨,津波を通知~」

アプリ名防災速報 ~地震,豪雨,津波を通知~(Ver.1.4.0)
こんなときに防災情報があったらしっかり知りたい
対応OSAndroid OS 2.2以上
価格無料
配布Yahoo Japan Corp.
URLhttps://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.yahoo.android.emg

11種類の防災情報をお知らせ。「避難情報」もプラス

 台風が連続して発生するこの頃。合間に地震が起こると、自然の厳しさを感じざるを得ない。いざというときに、災害情報や避難指示を確実に受け取りたいと思っているなら「防災速報 ~地震,豪雨,津波を通知~」を入れておこう。GPSによる現在地と連動した災害情報と、地域設定最大3件の災害情報をプッシュ通知してくれるというものだ。

防災速報 ~地震,豪雨,津波を通知~

 通知対象となっているのは、避難情報、地震情報(緊急地震速報、地震情報)、津波予報、豪雨予報、熱中症情報、気象情報、噴火警報、電力使用状況、計画停電、放射線量、お知らせ、の11種類。

 これらが位置情報だけで通知されるのである。1年ほど前は、地震情報、豪雨予報、津波予報、電力使用状況、計画停電、の5種類だったことを考えると、かなり充実しているのがわかる。

 最近になって追加されたのが、自治体による避難情報の発令と解除が通知される「避難情報」だ。ふだんテレビを観ない、屋外の放送が聞こえにくい状況にあるときに役立つかもしれない。

 「地震情報」は、揺れる前と後の両方をカバーしており、設定地域と近隣の都道府県で、最大震度が設定震度に達した場合に通知されるが、震度5弱以上の場合は全国が対象となる。「噴火警報」は、噴火警報(噴火警戒レベルが4、または5)が発表または解除されたときに通知される。「放射線量」は、測定された放射線量の平均値が上昇、または低下した場合に通知される。

 「津波予報」は、全国の津波警報や注意報の発令と解除が対象。「豪雨予報」は、激しい雨の予報を、降水量とともに知らせてくれる。「降雨量」は通知条件を、20mm/h~80mm/h以上から指定できる。

 「熱中症情報」は、設定地域の暑さ指数が設定地を超えたとき、環境省熱中症予防情報が発表した情報に基づいて注意が促される。

 こうした情報が、地域指定をしなくても、インストールして通知を有効にするだけで得られるのである。指定地域も最大3件登録できるので、現在地以外で誰かの安否を気遣う場所があるなら、登録しておくと安心だろう。

 設定できるのは、通知条件、通知する時間(常か、指定時間帯か)、通知音量(初期設定は最大)、通知音の種類、マナーモード時の通知音のオンオフ。初期設定では通知音量が最大になっているため、お手元の端末でどの程度響くか確認するといいだろう。あまり大きいと、その音でかなり驚いてしまうからだ。通知音も、自分の好みに変更しておくことをお勧めしたい。

 特に一部の情報は、通知音で男女の音声が選択できるようになっており、なんの警報か分かりやすいというのが本アプリの特長でもある。音声通知が可能なのは、現在のところ、地震(緊急地震速報、地震情報)、津波予報、噴火警報の3種類。

 揺れる前に通知される緊急地震速報では「(サイレン)緊急地震速報です」となり、揺れたあとの地震情報では「(チャイム)地震の震度情報です」、津波は「(チャイム)津波の情報です」となっている。突然サイレンだけが鳴り響くより、何の情報かがすぐ分かるのだ。特に音声が効果的だと思われるのは夜だろう。深夜ぐっすり寝込んでいるときにサイレンがなると、頭がハッキリせず困ることがある。そんなときに音声で伝えられれば、何が起ころうとしているのか理解しやすく、対応も早まるのではないだろうか。

豪雨予報の履歴例
気象警報の履歴例
お知らせの履歴例
初回起動時の設定画面
プッシュ通知の設定画面
プッシュ通知の設定画面(続き)
避難情報の設定画面
地震情報の設定画面
地震(緊急地震速報、地震情報)、津波予報、噴火警報の3種類は、通知音で男女の音声メッセージが選択できる
設定中に表示されたお知らせのプッシュ通知例
通知内容の詳細画面

すずまり

プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。 睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。