お仕事にも役立つ無料アプリ
50GBまで無料で利用できるクラウドストレージ「MEGA」
2017年10月11日 06:00
サービス名 | MEGA |
提供元 | Mega Limited |
料金 | 無料(4つの有料プランあり) |
登録 | 必要 |
URL | https://mega.nz/ |
https://play.google.com/store/apps/details?id=mega.privacy.android.app(Google Play) | |
https://itunes.apple.com/jp/app/mega/id706857885(App Store) | |
https://www.microsoft.com/ja-jp/store/p/mega-privacy/9wzdncrcwsjr(Windowsストア) |
もし、現在愛用しているクラウドストレージサービスがなかったり容量不足で、どこを使うべきか悩みつつも、速やかにデータをバックアップしなくてはならないという状況なら、「MEGA」がお役に立てそうです。
無料で50GBの容量が魅力のクラウドストレージ
現在、自動バックアップ機能を持つ多くのクラウドストレージサービスが存在します。無料なら2GBまでの「Dropbox」、Appleユーザーならおなじみの「iCloud」、ファイルを圧縮しつつも写真と動画なら無料で容量無制限の「Googleフォト」、プライム会員向けで「写真」なら容量としてカウントされないため事実上無料かつ無制限に保存できるAmazonの「Prime Photo」、5GBまで無料の「OneDrive」や「Box」などがあります。
MEGAは、Mega Limitedが開発したクラウドストレージサービスです。Android版、iOS版、Windows 10 Mobile/Windows Phone 8.1/8版のアプリが提供されています。
PC向けには、自動的に同期を行うPC用アプリ「MEGAsync」や、コマンドラインで操作できるクライアント「MEGAcmd」がWindows/Mac/Linux向けに提供されています。ウェブブラウザーからも利用できるほか、ChromeやFirefox用の拡張機能や、メールでファイル送信が行えるThunderbird用の拡張機能が提供されています。
MEGAの最大の特徴は、50GBまでなら無料で利用できる上、端末内の写真や動画を自動的にクラウド上にバックアップする自動アップロード機能を持つ点です。
各社のクラウドストレージサービスに対して、MEGAは無料で使える容量が多く、利用条件がなく、かつ機能がシンプルという3つが差別化ポイントと言えそうです。
必要に応じて選択できる有料プランには以下の4種類があります。
サブスクリプション | 月額料金 | 年額料金 | ストレージ容量 | 月間転送容量 |
PRO LITE | 4.99ユーロ | 49.99ユーロ | 200GB | 1TB |
PRO I | 9.99ユーロ | 99.99ユーロ | 1TB | 2TB |
PRO II | 19.99ユーロ | 199.99ユーロ | 4TB | 8TB |
PRO III | 29.99ユーロ | 299.99ユーロ | 8TB | 16TB |
写真と動画のバックアップ設定は簡単
自動アップロードに特に難しい操作はなく、アプリの初期設定で写真と動画のアップロードをオンにするだけで後はお任せ。Wi-Fi接続時のみアップロードすることもできます。アップロードした写真はオンラインで見られますし、動画はストリーミングで楽しめます。PCやタブレット、スマートフォンなど複数の端末を使い分けている場合は、画像データをMEGAに集めておくことで、どの端末からでもアクセスできるようになります。ドキュメント類は自動アップロードの対象ではありませんが、フォルダーを作成して手動で保存できます。
アップロードした写真や動画、文書ファイルは、すべてファイル単位、またはバックアップしたフォルダーごとダウンロードできます。オフラインでも見たいデータがあるときは、専用のフォルダーを作成してバックアップしておけば、端末を変更したときにまとめて復旧できるので便利でしょう。
アプリ上から共有リンクの発行もできるので、リンクを送るだけで大きめの文書ファイルのやり取りなどもできます。ただし、パスワードを発行できるわけではないので、共有リンクの扱いにも注意が必要な上、アプリ側でも共有権限をコントロールできません。機密文書の扱いには相応しくありませんが、共有するデータ次第では便利に使えるはずです。
なお、PCから操作すると共有リンクを無効にできます。共有相手がMEGAユーザーであれば、フォルダー単位でアクセス権限を設定して共有することも可能なので、使い込みたい方にはPCからのアクセスもお勧めです。
それぞれのクラウドストレージサービスにはいずれも特徴がありますが、クラウドストレージサービスと言えど、データ消失というトラブルが起きないとは限りません。MEGAも転ばぬ先の杖の1本として使ってみてはいかがでしょうか。