ビジネスに役立つiPhoneアプリ

サイトの登録も可能なシンプルなフィードリーダー「Feedly Reader」

アプリ名Feedly Reader(Ver.18.1)
こんなときにニュースサイトやブログなどの記事を効率よく読みたい
価格無料
配布DevHD Inc (C)feedly
URLhttps://itunes.apple.com/jp/app/feedly-reader/id396069556

アプリでも読みたいサイトを簡単に登録できる

 ブックマークを頼りに、ニュースサイトやブログを1つずつ巡回するのは手間のかかるもの。もっと効率よくアクセスしたい! そんなときはフィード・リーダー(RSSニュースリーダー)の出番だ。昨年7月でサービスを終了してしまったGoogleリーダーの代わりに、現在注目を集めているのが「Feedly」。今回はその専用アプリ「Feedly Reader」をご紹介する。

Feedly Reader

 「Feedly」(http://feedly.com/)は、ニュースサイト、ブログ、tumblr、YouTubeといったサイトを、任意のカテゴリ別に分類、登録できるフィード・リーダーである。パソコンのWebブラウザー、iOS、Android端末をサポートしており、それらの間で自動的に同期できるため、パソコンで登録しておいたサイトの記事を、モバイルデバイスで参照するといったことが可能だ。

 現在日本語版は提供されていないが、最近では「Feedly」と連携できるアプリも増えている。アプリを切り替えることで操作感を変えられるため、フィード・リーダーで迷っている方は、まず「Feedly」を押さえておけば安心だろう。なお、ログインアカウントにはGoogleアカウントが利用できる。

 「Feedly Reader」は、ニュースなどの記事をまとめて読める「Feedly」のiOS用の公式リーダーである。左右のフリックでアプリに関連するメニューが現れ、記事の一覧は上下のフリックで切り替える。Webブラウザー版の「Feedly」と同じメニューが採用されているため、Webブラウザー版を使った経験があれば抵抗なく使うことができるに違いない。

 最も大きな特長は、アプリ上でも読みたいサイトを登録できる点だろう。パソコンで「Feedly」を使っていなくても、このアプリからでも始められるのである。

 登録したいサイトが見つかったら画面右上のアイコンをタップし、「tap here to seach」と書かれた部分に、登録したいサイトのURL、または名称を入力する。すると候補が現れるので、該当するサイトの「+」ボタンをタップすると登録できる。

 カテゴリ別に分類したいときは、「Create new collection」を選択して、新しいカテゴリを作成する。既存のカテゴリがある場合は、その名称を選択すれば登録は完了。更新頻度の高く記事本数も多いニュース媒体と、個人のブログは、あらかじめカテゴリを分けておくと記事の埋没を防ぎやすくなるはずだ。現在、アプリ内でカテゴリの変更はサポートしていないようだが、間違って登録しても削除はできるので安心だ。

 記事の一覧は、すべてのサイト、カテゴリ単位、媒体単位でまとめて表示できる。テキストメインの一覧から、雑誌のような写真メインのカード式まで4種類から選択できるので、好みで選んでみよう。

 表示される記事は、タイトル、本文、本文中の画像のみと軽量化されており、素早く読み込める。簡素化されるとコンテンツの意図が読み取りにくい場合は、記事下のアイコンやメニューからオリジナルページに切り替えられる。またPocket、Instapaper、Evernoteに保存できるほか、Twitter、Facebook、Google+で共有する機能も備えている。

 ブックマークだけでは見忘れてしまう、という方は、ぜひ活用してみていただきたい。

Googleアカウントでログインできる
画面を左にスワイプするとサイトの登録画面が現れる
登録したいサイト名を検索し、「+」をタップ
任意のカテゴリの中に保存できる
一覧をスクロールすると、編集メニューが現れる
「Edit Content」で媒体の削除が可能
記事一覧のメニュー
記事の概要を表示した例(表示内容は媒体の配信方法により異なる)
タップすると本文を表示
記事表示中のメニュー
指定ブラウザーでオリジナルを表示することもできる

すずまり

プログラマからISPの営業企画、ウェブデザイナーを経て、現在はIT系から家電関連まで、 全身を駆使してレポートする雑食性のフリーライターに。主な著書に「Facebook仕事便利帳」「iPhone 4 仕事便利帳」(ソフトバンククリエイティブ)など。 睡眠改善インストラクター、睡眠環境診断士(初級)。