ハードディスクの利用状況が一目瞭然!「TreeSize Free」


こんなところが便利!

 調べたいドライブやフォルダを指定するだけで、サイズ、割当て済領域、占有率、クラスタ、ファイル数が自動的に計算され、数値とグラフの両方で把握可能になる。


■TreeSize Free
  作者:Joachim Marder e.K. 氏
  動作OS:Windows Vista/XP/2000
  http://www.jam-software.com/treesize_free/



ハードディスクの使用状況が一目瞭然になるアプリ

 写真のファイルサイズも大きくなり、手軽にHD動画が撮影可能となった今、気がつくとハードディスクの残りが怪しくなっている。そんなときはどのフォルダがどれだけハードディスクを占有しているかがわかりやすいアプリが便利だ。

起動時の「TreeSize Free」

 「TreeSize Free」はハードディスク内のフォルダ構造やファイル数、占有率がすぐ分かるアプリだ。英語版だがメニュー構成が非常にシンプルで、操作用のアイコンもわかりやすいため誰でもすぐに使い始められるに違いない。

 起動して[File]の[Select Directory]、または[Scan]で調べたいディレクトリやドライブを指定すると、ドライブ内のフォルダ構造をツリー表示し、各フォルダ内に保存されているデータの容量や占有率などを表示する。さらにツリーの背景がそのままグラフになっているため、データ量の多いフォルダが直感的に把握できる仕組みだ。
 
 また、フォルダ上にカーソルをあわせるとフォルダ情報がポップアップし、パスやオーナー情報、ディレクトリのレベルといった詳細情報を参照できる。さらに、[View]→[Option]→[File Filter]で表示されるダイアログボックスを使うと、特定のファイルのみを対象に状況を調べられるため、JPEGファイルやムービーファイルがが多いフォルダはどこかなどもすぐ把握できるというわけだ。

 表示できるデータは、サイズ、割当て済領域、占有率、クラスタ、ファイル数となっており、ツールバーのアイコンから簡単に切り替えられる。また、単位切り替えも「KB」「MB」「GB」のアイコンをクリックするだけだ。ドライブやフォルダの容量に応じて適宜切り替えよう。

 スキャンしたディスクのレポートは印刷も可能。名称、サイズ、割当済み領域、ファイル数、フォルダ数、占有率、最終更新日、最終アクセス日が印刷される。

 「TreeSize Free」上でフォルダの削除などはできないが、右クリックで「エクスプローラ」を起動できるため、選択中のフォルダを直接エクスプローラで操作可能になる。不要なフォルダを見つけ次第削除していくことも可能だ。

 Freeバージョンはローカルドライブのほかにリムーバブルディスクもスキャンできる。しかしネットワークドライブはプロフェッショナル版のみで、Freeバージョンでは確認できないので注意しよう。

ローカルディスクの他に、リムーバブルディスクのスキャンも可能ローカルディスクのスキャン結果。総ファイル数や空き容量がウィンドウのステータスバーに表示されている
フォルダにカーソルを合わせると、詳細情報がポップアップする「File Filter」を活用すれば、JPEGファイルがどこに集中しているかなども調べられる

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2009/8/26 11:00


すずまり
大学卒業後、システム開発会社→ISPの営業企画→フリーのWebデザイナー→フリーのライター、とどんどん脱線。オンラインサービスからソフトウェア、ハードウェアまでIT関連のレビューを中心に活動中。趣味は写真。キックボクシングのリングサイド撮影が講じて、現在は目黒の某ジムの練習生に。現在の目標はミドルキックの上達とくびれの復活。