イベントレポート

Internet Week 2016

今日から「Internet Week 2016」開催、東京・浅草橋で12月2日まで

「Internet Week 2016」の会場は、JR総武線・都営地下鉄浅草線の浅草橋駅前にあるヒューリックホール&ヒューリックカンファレンス。Internet Weekの昨年までの会場・富士ソフトアキバプラザ(東京・秋葉原)から今年は変更になっているので注意

 インターネットの技術研究・開発や構築・運用などに携わる人々がリアルで集い、最新情報を共有・議論するとともに交流を深めるイベント「Internet Week 2016」が、11月29日から12月2日まで開催される。会場は、ヒューリックホール&ヒューリックカンファレンス(東京・浅草橋)。参加者の事前登録受付はすでに終了しており、一部プログラムが「満席」「残席わずか」となっているものの、空席のあるプログラムについては会場での当日の申し込みが可能。当日申し込みは、11月29日9時から先着順となる。

 一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)が主催する同イベントは、1997年に「Internet Week」という名称で開催されるようになってから今年で20年目。今年のテーマは「見抜く力を!」で、「課題が発生した時に、その課題の本質を的確に捉え、どういう対応が適切なのかを判断できる土壌をInternet Weekが提供していきたい、という気持ちを込めた」という。

 今年は1日通し(9時30分から昼休みを挟んで18時45分まで)のプログラムを新たに設けたのも特徴だという。具体的には、「法規制とサイバー攻撃対策の動向を見抜く!」(11月29日)、「先進のインフラ運用を見抜く!」(11月30日)、「脆弱性情報とDNSの本質を見抜く!」(12月1日)などがあり、今年特に注目を集めたトピックを取り上げ、最新技術や社会動向に関する講演とパネルディスカッションを主体とした構成になっているという。

 このほか、2.5時間または5時間のプログラムとして、セキュリティ、IPv6、パケットフォワーディング、経路制御、Ethernet VPN(EVPN)、著作権・商標権などをテーマにしたプログラムを実施。夜には「ソフトウエアルータ・スイッチBOF」「Peering BoF」(11月30日)、「日本DNSオペレーターズグループBoF」「ISOC-JP BoF」(12月1日)も予定されている(※BoF:Birds of a Feather、あるテーマに興味のある人が気軽に集まって議論する集会)。

 同時開催イベントもあり、Internet Week 2016開幕前日の11月28日には「IPv6 Summit in TOKYO 2016」が開催された。Internet Week 2016の会期中にも「IPv6ネットワークで遊ぼう」「第16回日本インターネットガバナンス会議」(11月29日)、「第31回JPNICオープンポリシーミーティング」(11月30日)が同会場で開催される。