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20年目の「Internet Week 2016」参加受付開始、11月29日~12月2日に浅草橋で開催
2016年9月29日 06:00
一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)は、11月29日から12月2日まで開催する「Internet Week 2016」のプログラム内容を発表するとともに、参加登録の事前受付を開始した。
Internet Weekは、インターネットの技術研究・開発や構築・運用などに携わる人々がリアルで集い、最新情報を共有・議論するとともに、交流を深めるためのイベント。その前身であるイベント「IP Meeting」が1990年に参加者40人でスタートした後、インターネットの普及とともに規模が拡大。1997年より「Internet Week」という名称で開催されるようになってから、今年で20年目にあたる。
今年のテーマは「見抜く力を!」。「課題が発生した時に、その課題の本質を的確に捉え、どういう対応が適切なのかを判断できる土壌をInternet Weekが提供していきたい、という気持ちを込めた」(JPNIC理事/Internet Week 2016実行委員長の高田寛氏のあいさつ文より) ものだという。
これを受けてプログラムも、ハンズオン形式の実習や、会場からの質問を取り入れてのディスカッションなど、会場を巻き込んだ、より実践的なプログラムが例年より多くなる見込み。
また、1日(7.5時間)通してのプログラムを新たに設けたのも今年の特徴だ。今年特に注目を集めたトピックを取り上げ、最新技術や社会動向に関する講演とパネルディスカッションを主体に構成しており、「参加者自身が最も必要としている内容・関心のある内容からその周辺領域までのより幅広い内容を持ち帰っていただけるようにした」としている。1日通しのプログラムは以下の通り。
法規制とサイバー攻撃対策の動向を見抜く!(11月29日)
第1部:知っておくべき法律・規制の最新動向
第2部:サイバー攻撃2016~正しく見抜いて対策へ~
第3部:失敗から学ぶ、SOC/CSIRTのあり方
先進のインフラ運用を見抜く!(11月30日)
第1部:今知るべきハイパーコンバージドインフラ
第2部:運用現場が変わるDevOpsツール活用術2016
第3部:知らなきゃ損するクラウド時代のID連携~管理から連携まで~
脆弱性情報とDNSの本質を見抜く!(12月1日)
第1部:脆弱性情報と賢く付き合う~発見から対策までの最前線~
第2部:DNS DAY
IP Meeting 2016 ~見抜く力を~(12月2日)
このほか、2.5時間のプログラムとしては、「IPv6によるIPv4仮想化のススメ」「"INTERNET" of Things, はじめませんか~これからはIPv6で!~」「実践インシデント対応」「ネットワーク機器の本当のスペックを見抜く」「Wi-Fi“再”入門見えない電波を知識で見抜く~社会的課題も交えて~」「知っておくべき著作権・商標権保護の最新動向」など、多数のプログラムを用意している。また、5時間のプログラムとしては「DNSハンズオン~DNS運用のいろは~」がある。
参加費は、1日プログラムの「1日券」が事前割引料金1万1000円、当日料金1万6000円。1日プログラムを4日間聴講できる「4日通し券」も事前割引料金2万円、当日料金3万2000円で設定している。2.5時間プログラムは事前割引料金5500円、当日料金8000円。5時間プログラムは事前割引料金2万2000円、当日料金3万2000円。懇親会は5000円。事前割引料金の適用期間は、11月18日までとなっている。
11月14日からは、Internet Week 2016の開催時点で25歳以下の学生を対象とした学割での受付も予定している。学割の受付開始時点で空席のあるプログラムの参加費を、事前割引料金からさらに90%割引で提供する。
なお、会場は昨年までの富士ソフトアキバプラザ(東京・秋葉原)から変更。今年は東京・浅草橋の「ヒューリックホール&ヒューリックカンファレンス」での開催となる。