イベントレポート

第26回[国際]文具・紙製品展

キングジムの“デジタル文具”勢ぞろい、ビッグサイトで「文具・紙製品展」開催

 文具・紙製品などの展示会「第26回[国際]文具・紙製品展(ISOT2015)」が7月8日~10日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されている。主催はリードエグジビションジャパン株式会社。

 株式会社キングジムのブースでは、7月7日に発表した新商品を含めた、デジタル機器、アナログステーショナリーを紹介している。7日に発表した新テプラ「SR5500OP」は、テプラシリーズでは初のBluetooth対応モデル。iPhone/iPadから直接ラベル印刷できる。iOSアプリ「TEPRA LINK」とWindowsソフト「SPC10」には、「Google 翻訳」を利用した多言語翻訳機能が利用できる。

 テプラと同じく、7月7日に発表されたデジタル名刺ホルダー「ピットレック」の新モデル「DNH20」も展示されている。本体内蔵のカメラで名刺を撮影し、OCR処理でデジタルデータとして名刺を管理できる機能は従来通りだが、新たにタッチパネルを搭載。検索性の向上のほか、専用タッチペンを利用して名刺データに直接手書きで情報を加えたり、手書きメモを名刺データと紐付けることができるようになった。

Bluetoothに対応したテプラ「SR5500P」
「SPC10」「TEPRA LINK」に17言語に対応した翻訳機能が搭載された
デジタル名刺ホルダー「PITREC」の新モデル「DNH20」
デバイス内でのOCR処理に対応
スタイラスペン(別売りの専用ケースに付属)で、手書きメモを名刺と紐付けることができる
名刺データは、PCソフト「DA-1」で管理できる。デジタル名刺ボックス「Bizrage」や、据え置きのデジタル名刺ホルダー「MEQRU」と名刺データを同期できる

 Bluetoothを利用して子供が離れると通知する「デジタルまいごひも」も展示している。5月に販売開始された商品で、コイン形のデバイスとスマートフォンを同期し、一定の距離離れるとスマートフォンのアラームが鳴る。また、コイン形デバイスを鳴らしたり、Bluetooth圏内でデバイスからスマートフォンを鳴らすこともできる。

 そのほかデジタル文具として、Bluetooth接続に対応したデジタルノート「Boogie Board SYNC 9.7」や、iPhoneのスクリーンをそのまま印刷できる専用プリンター「ロルト」、タイムラプス動画を撮影できる専用カメラ「recolo」、スマートフォン/タブレット向けガラスコーティング剤「iガラコ」、スマートフォンのカメラを使って収納棚を管理する「NeutralBox」などを展示している。

Bluetoothを利用した通知デバイス「デジタルまいごひも」
「Boogie Board SYNC 9.7」
iPhoneのスクリーンをプリントできる「ロルト」
タイムラプス専用カメラ「recolo」、単三電池4本で稼働し、1秒間隔で約5000枚、1日間隔で約730枚程度撮影可能
パスワード管理専用デバイス「ミルパス」。安定して売れているという
「デジタル耳せん MM1000」
スマートフォン/タブレットスクリーン用コーティング剤「iガラコ」
スマートフォンを利用して収納箱を管理できる「NeutralBox」

(山川 晶之)