イベントレポート

Interop Tokyo 2013

NTTグループ、H.265/HEVCの4K映像をインターネット配信するデモ

 「Interop Tokyo 2013」の併催イベント「IMC Tokyo 2013」のNTTグループのブースでは、H.265/HEVCによる4K映像のインターネット配信のデモが行われている。

H.265/HEVCによる4K映像のインターネット配信デモ

 H.265/HEVCは、H.264/MPEG-4 AVCの後継動画圧縮規格。H.264と比較して約2倍程度の圧縮性能があり、従来のフルHDの4倍となる4K(3840×2160)映像の伝送での利用が期待されている。

 NTT西日本とNTTスマートコネクトは、NTTスマートコネクトの動画配信クラウドサービス「SmartSTREAM」を、NTTコミュニケーションズはパブリッククラウドサービス「BizホスティングCloudn」を利用し、4K映像を実際にインターネット経由で配信。H.265/HEVC対応のSTBや、NTTドコモ開発のソフトウェアデコーダーを使ったPCにより4K映像を対応ディスプレイで再生している。デモの映像の帯域は20Mbps程度で、高精細な映像が配信できているという。

 このほか会場では、NTTコミュニケーションズがタブレットでのH.265映像(720p)の再生や、帯域適応型のストリーミング配信規格「MPEG-DASH(Dynamic Adaptive Streaming over HTTP)」を利用した5映像配信などのデモを行っている。

4K H.265/HEVC対応STB
PC向け4K配信
スマートフォン/タブレット向けHD配信
MPEG-DASHを利用した配信

(三柳 英樹)