キヤノンITS、スマホパケットの増大にも対応するIPS製品


Sniper IPS

 東京ビッグサイトで5月9日から11日まで、「第9回情報セキュリティEXPO」「第2回スマートフォン&モバイルEXPO」など12のIT専門展を併催する「Japan IT Week 春」が開催されている。

 「情報セキュリティEXPO」内のキヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)のブースでは、スマートフォンによる通信の増加にも対応できる不正アクセス対策製品として、セキュアソフトの不正侵入検知・防御アプライアンス「Sniper IPS」を展示している。

 スマートフォンによる通信パケットの多くは、文字データや情報の更新データなど、64byteや128byteの“ショートパケット”である点が特徴。通信パケットを検査して不正な通信を遮断するIPS製品にとっては、ショートパケットが増加することで検査量が増大し、スループット低下の要因にもなりうるという。

 Sniper IPSは、携帯電話向けコンテンツを提供する事業者が3種類のIPS製品についてスループット評価を実施した結果、ショートパケットで最も高いスループットを維持しており、今後さらに増大するショートパケットにも対応できる製品だとしている。


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(三柳 英樹)

2012/5/10 06:00