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SNSとゲームが融合! PCで、1人でも楽しめる「ソーシャルゲーム」
日記やコミュティ機能が中心のPC向けSNSで、ゲームを提供する例が増えている。加えて、ケータイ向けゲーム事業者がPC向けにサービスを拡張したり、PCゲーム専門サイトがSNS機能を強化したことで、これらが渾然一体となった「ソーシャルゲーム」という一大ジャンルになりつつある。
ソーシャルゲームは、SNSのアカウントを流用するので開始登録の手間が最小限、プレイは短時間、ひとまず無料で楽しめること。もちろんSNSのフレンドと一緒に遊べることも大事な要素ではあるが、1人でも気軽にプレイできる。「ゲームは難しそう」「友達との付き合いでゲームをやりたくない」と敬遠している人も、一度は試してみるといいだろう。
●ゲームもコミュニティも楽しめる大規模SNS
それでは、ゲームが楽しめるSNS、ソーシャル機能対応ゲームサイトを順にチェックしていこう。いずれのサイトも最初の会員登録さえ済ませておけば、あとは個別のゲーム開始時に規約を了承するだけでプレイできるはずだ。まずは、会員登録済みSNSから覗いてみるといいだろう。
◆Yahoo!モバゲー
http://yahoo-mbga.jp/
ケータイ向けゲームサイト「モバゲータウン」を運営するディー・エヌ・エー(DeNA)と、ポータル最大手「Yahoo! JAPAN」の共同サービス。Yahoo!オークションなどで広く利用されているYahoo! JAPAN IDをそのまま使い、PC上で多数のゲームを楽しめる。遊べるゲームの種類はケータイ版と微妙に異なり、Yahoo!モバゲーに対応していることが前提となる。なお、すべてのゲームを遊ぶにはケータイメール、もしくはクレジットカードでの認証が必要。
◆mixiアプリ
http://mixi.jp/search_appli.pl
SNS最大手「mixi」では、ゲームをはじめとした各種アプリを追加機能として提供している。PC版、ケータイ版、スマートフォン版でそれぞれ楽しめるアプリが異なるが、こちらのページではPC対応のアプリがラインナップされている。
◆Facebook
http://www.facebook.com/
世界最大のSNSと言われるFacebookもまた、PC向けソーシャルゲームの有力なプラットフォームだ。ただし現在は、日本語アプリは少数派。今後改善されていくかに注目したい。
◆GREE
http://gree.jp/
ケータイ向けゲームサイト大手。もともとはPC向けSNSとしてスタートしただけあって、日記機能などが充実。PCから楽しめるゲームについては、リバーシや脳トレといったごくシンプルなものが中心だが、得点ランキングなどには対応している。
◆ニコニコアプリ
http://app.nicovideo.jp/
動画コミュニケーションサイト「ニコニコ動画」内のいちサービス。現在提供中のアプリは「戦国バスター」「恋してキャバ嬢+」など11種類で、動画を見ながら遊ぶことも可能。また、フレンド登録をしたり、サービスの利用動向を公開するといったソーシャル機能も備わっている。
◆ハンゲーム
http://www.hangame.co.jp/
NHN Japan運営のPC向けゲーム専門ポータルサイト。サードパーティー製MMORPGをはじめとした各種ゲームに加え、日記などのコミュニティ機能も用意している。気軽に楽しめるゲームを探したい場合は「かんたんゲーム」のカテゴリーをチェックするといいだろう。
◆MSNゲーム
http://games.jp.msn.com/
1月17日にオープンしたばかりのゲームサイト。前述のハンゲームがコンテンツを提供しているが、こちらのサイトではWindows Live IDを使ってログインできるのが最大の特徴だ。初回ログイン時にニックネームや生年月日を追加登録する必要がある。
◆@games
http://www.atgames.jp/atgames/html/game/
サイバーエージェント傘下のジークレストが運営するゲームサイト。ゲームメーカー各社の作品をラインナップするとともに「セルフィタウン」というSNS機能を提供している。独自の会員制度を設けているが、mixiのIDでもログインできる。
◆ガンホーゲームズ
http://www.gungho.jp/game/park/
MMORPG「ラグナロクオンライン」の運営元として知られるガンホー・オンライン・エンターテイメントだが、ブラウザーゲームなども提供中。また、@gamesのSNS「セルフィタウン」がこちらのサイトからも利用できる。なお、ログインには「ガンホーID」を利用する。
◆グミィ
http://www.gummy.jp/
PC・ケータイ両対応のソーシャルゲームサイト。ゲームに加え、一言メッセージの表示といったコミュニティ機能も利用できる。Yahoo! JAPAN IDもしくはTwitter IDでログインすることが可能。
◆ニコゲー
http://www.nicoga.jp/
ここまで紹介したサイトとは一風異なり、あらかじめ用意された素材などを組み合わせて、一般ユーザーがオリジナルのゲームを作れる。できあがったゲームを他のユーザーに遊んでもらい、評価をもらったりできる。日記のアップロードも可能。また、ログインにはニコニコ動画のIDがそのまま利用できる。
●PC対応ソーシャルゲーム
プレイしたいソーシャルゲームを探すには、各SNSのTOPページを参照するのが一番だが、本項でもいくつかご紹介しておこう。2010年後半ごろから、家庭用ゲームソフトやアニメとしてすでに著名な作品をソーシャルゲーム化するケースが増えている。これらをきっかけに“ソーシャルゲーム初体験”するのもいいだろう。
◆【Yahoo!モバゲー】怪盗ロワイヤル-zero-
http://yahoo-mbga.jp/game/11020003/detail
テレビCMでおなじみのケータイ向け「怪盗ロワイヤル」とは異なるバージョン。PC向けに大画面化され、ストーリー的にも「モバイル版のX年前」を描いているという。
◆【Yahoo!モバゲー】シェンムー街
http://sunsoft.jp/shenmue-gai/
セガがかつて発売していたゲーム機「ドリームキャスト」の看板タイトル「シェンムー」をソーシャルゲーム化。ケータイ版はすでに正式サービスを開始しているが、Yahoo!モバゲーはまもなく登場予定。
◆【Yahoo!モバゲー】100万人の信長の野望
http://yahoo-mbga.jp/game/10051600/pre
http://www.gamecity.ne.jp/nobunyaga/
歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」シリーズもソーシャルゲーム化。領地を開発し、合戦を繰り返して天下統一を目指す。現在は、事前登録を受け付けている。なお、開発元のコーエーテクモでは、このほかにも「のぶニャがの野望」や、ケータイ向け「100万人のモンスターファーム」などを発表している。
◆【Yahoo!モバゲー】ペルソナ3ソーシャル
http://yahoo-mbga.jp/game/12001766/detail
「ペルソナ3」は、インデックス(アトラス)製作の家庭用ゲーム機向けRPG。ソーシャルゲーム版でも、神話に登場する神や悪魔をモチーフとした「ペルソナ」が登場。アイテムを集めたり、仲間との「コミュ」を深めながら、ミッションをすすめていく。
◆【Yahoo!モバゲー】喧嘩番長 全国制覇
http://yahoo-mbga.jp/game/12000671/detail
不良の世界を舞台にしたソーシャルゲーム。ヤンキーファッションのアバターを作成、各都道府県で仕事をこなしつつ、舎弟を集め、各地の番長とと戦おう。
◆【mixiアプリ】サンシャイン牧場
http://mixi.jp/view_appli.pl?id=7157
ソーシャルゲームではおなじみの農場育成系シミュレーション。mixiアプリの人気ランキングでも常に上位のタイトルだ。マイミクと一緒に遊ぶためのさまざまな仕掛けが用意されている。
◆【mixiアプリ】ハッピーアクアリウム
http://mixi.jp/view_appli.pl?id=13587
好みの魚を飼ったり、オブジェクトを配置しながら、自分好みの水槽を作れるゲーム。エサを与えたり、掃除をすることで魚も成長していく。データ非連動のケータイ版も提供されている。
◆【mixiアプリ】RockYou! スピード★レーシング
http://mixi.jp/view_appli.pl?id=2186
マイミクとレースを楽しみながら、経験値やお金を入手。スーパーカーを強化し、各地を転戦していくというコミュニケーションゲーム。
◆【Facebook】FarmVille
http://www.facebook.com/FarmVille/
月間アクティブユーザー数5400万人超という世界規模のソーシャルゲーム。オーソドックスな農場育成シミュレーションだが、数多くの期間限定コンテンツを用意するなど、多彩な内容。現在は英語版のみ提供されている。本ゲームの日本語版という位置付けの「ファームビレッジ」はケータイ版mixiアプリとなっており、データなども基本的に連動していない。
◆【Facebook】チョコボとクリスタルの塔
http://www.chocoboscrystaltower.com/
「ファイナルファンタジー」シリーズに登場するキャラ「チョコボ」を育成するゲーム。Facebookアプリながら、言語設定を英語・日本語の2種類から選べるのが大きな魅力だ。
◆メタルサーガ・ニューフロンティア
http://www.success-corp.co.jp/software/mixiapp/metalsaga/
http://yahoo-mbga.jp/game/12002999/detail
戦車の改造・強化を楽しめるシミュレーションRPG。PC向けmixiアプリだけでなく、Yahoo!モバゲー、ハンゲームでも遊ぶことができる。こういったマルチプラットフォーム対応のソーシャルゲームも少なからずあるので、SNSの登録状況に合わせて選ぶのもいいだろう。
◆みんなで牧場物語
http://pc.bokumono.com/
ソーシャルゲームの定義はさまざまだが、一般的には「SNSの中で楽しめるブラウザーゲーム」と考えられる。ブラウザーゲームとは、文字通りブラウザーさえあればインストール不要で楽しめるゲームのこと。この「みんなで牧場物語」もSNSを使わずに独自の会員制度下で運用されているが、プレイの気軽さという点ではソーシャルゲームとほぼ同じ感覚で遊べるだろう。
◆戦国IXA
http://sengokuixa.jp/
Yahoo! JAPAN IDを使ってログインできるブラウザーゲーム。プレイヤーは織田家や徳川家などの大名家に所属し、天下布武を目指す。
◆天外魔境 JIPANG SEVEN
http://www.jipang7.jp/
PCエンジン用ゲームとしてリリースされた「天外魔境」がブラウザーゲームとして復活。「火の勇者」「根の一族」などシリーズ共通のキーワードも登場するようだ。現在はクローズドベータテスト前の準備期間となっている。
●ソーシャルゲーム開発メーカーにも注目!
近年、これだけソーシャルゲームが隆盛となっているのは、多数のゲームメーカーが参入したからに他ならない。ユーザーにとっては、どのSNSでどんなゲームが提供されるかが最重要事項だが、その開発元にもぜひ注目しておきたい。
◆SQUARE ENIX オンラインゲーム
http://www.square-enix.com/jp/onlinegame/
「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」を擁する国内最大手ゲーム会社。MMORPGの運営はもちろん、mixiアプリの「MY雑貨LIFE」(PC版)、Facebookの「チョコボとクリスタルの塔」「ナイツ オブ クリスタル」、さらに独自のブラウザーゲームなど多彩な作品群をリリースしている。
◆バンダイナムコオンライン
http://www.bandainamco-ol.co.jp/
バンダイナムコゲームズのグループ会社。Yahoo!モバゲー向けに「ガンダムブラウザウォーズ」「麻雀ロワイヤル」を提供中。さらに、ニコニコ動画を見ながら楽しめる「ブラウザクエスト」も1月に公開する予定。
◆サクセス ブラウザゲーム
http://www.success-corp.co.jp/?page/category/19/
前述の「メタルサーガ・ニューフロンティア」をはじめ、複数のソーシャルゲームを提供中。mixiアプリ、Yahoo!モバゲー双方に対応したゲームも多い。
◆ジンガジャパン
http://www.zynga.co.jp/
「FarmVille」を運営する米Zyngaのグループ会社。旧名称は「ウノウ」で、以前から「まちつく!」などのソーシャルゲームを開発していたが、2010年8月にZyngaに買収された。最新作はケータイ向けmixiアプリ「トレジャーアイランド」「ファームビレッジ」など。
◆KLabGames ソーシャル事業
http://www.klab.jp/klabgames/
各プラットフォーム向けのソーシャルゲームを開発。「キャプテン翼~つくろうドリームチーム~」「恋してキャバ嬢+(プラス)」をニコニコアプリに、「トイボット・ファイターズ」はmixiアプリ(PC・ケータイ両対応)向けに提供中だ。
◆RockYou! Asiaのソーシャルアプリ
http://www.rockyouasia.com/aboutus/applist
SNS向けのウィジェットやソーシャルアプリを専門的に製作する企業。こちらの製品一覧ページからは、各ゲームのプラットフォーム対応状況などが確認できる。
◆ドリコムのソーシャルゲーム
http://social.drecom.co.jp/
かつては「マイプロフィール」「ドリコムブログ」など、ブログ分野での活動が目立つ企業だったが、現在はソーシャルゲームにも参入。水槽管理ゲーム「ハッピーアクアリウム」は代表作の1つで、Crowdstar社の英語版を日本語版にローカライズしている。
◆面白法人カヤックのソーシャルゲーム
http://www.kayac.com/service/sp/socialgame/
PC・ケータイ向けのさまざまなWebサービスを開発する企業。「ゲーム会社ではない」としながらも、「ライトオタクであるがゆえのソーシャルゲーム作り」を標榜しているという。Yahoo!モバゲー向けからは同社の「英雄になりたい!」がプレイ可能。
◆Rekoo
http://www.rekoo.co.jp/
mixiアプリの「サンシャイン牧場」、au携帯電話向けの「サンシャイン王国」などを運営する中国系企業。TOPページ下部に開発タイトルの一覧を掲載、セールスポイントなどをまとめている。
◆ポリゴンマジック
http://www.polygonmagic.com/
家庭用ゲームソフト、パチンコ・パチスロ、ムービーなどの開発・制作などを手がける。近作は、Yahoo!モバゲー向けの「ダービー×ダービー」、Facebook版「虹色どうぶつ園」(日本語対応)など。
◆魔法
http://www.mahou.co.jp/
かつては「ホームデータ」の名称でX68000用ゲームソフトなどを制作。任天堂から販売された「ヨッシーのクッキー」シリーズの開発も手がけた。現在は、パチンコ台やiPhoneアプリ、ソーシャルゲームなどにも参入。Yahoo!モバゲーでは「甲子園」がすでに公開されている。
◆AQインタラクティブ ネットワーク
http://www.aqi.co.jp/network/
「ブラウザ三国志」「ブラウザプロ野球」「ダービーマスター」などのソーシャルゲームを運営、大手SNSやゲームポータルサイトを通じて提供している。「NEWS」一覧からは、提供先の拡大状況などが伺える。
◆ONE-UP 実績
http://www.oneup-inc.com/ja/portfolio/
AQインタラクティブの「ブラウザ三国志」、スクウェア・エニックスの「戦国IXA」などの開発実務を担当。こちらの作品一覧ページからは、開発元や運営元の名義、正式サービス開始日などの基本情報をチェックできる。
◆ゲームポット サービス案内
http://www.gamepot.co.jp/service/
MMORPGをはじめ、オンラインゲーム全般の運営を担当する企業。AQインタラクティブの「ブラウザ三国志」のほか、「ブラウザ封神演義」「アルテイルネット」などを展開している。
◆ガンホー・オンライン・エンターテイメント
http://www.gungho.co.jp/
ゲームポータルサイト「ガンホーゲームズ」を運営しているが、一方で、Yahoo!モバゲー向け「ココ魔女!~ここは魔女のいる街」やmixiアプリ「ほのぼのポニーライフ」を公開。多面的な展開を図っている。
◆ガマニアデジタルエンターテインメント 自社運営コンテンツ
http://www.gamania.co.jp/corp/b2c.aspx
台湾発祥のオンラインゲーム運営会社。MMORPGのほか、現在は「Web恋姫†夢想」「キングダムサーガ」のブラウザーゲーム2種類を運営している。
(2011/1/21)
[森田 秀一]