バス運賃のスマホ決済サービス「BUS PAY」提供開始、まずは埼玉の一部路線バスで導入

　株式会社アイリッジと株式会社イーコンテクストは、バス事業者向けのスマートフォン決済サービス「BUS PAY（バスペイ）」を開始したと発表した。バスの利用者がスマートフォンのBUS PAYアプリにクレジットカード情報を登録しておくことで、バスの乗車券を予約・購入できるほか、アプリが表示する乗車券画面を提示することでバスに乗車できる。iBeaconによる位置情報検知機能によって、利用者がバス停に近づくとスマートフォンにBUS PAYに関する情報をプッシュ通知する仕組みも備える。

　決済機能は、利用ごとに乗車券を購入する、高速バスなどに適した「都度決済」、一定金額を事前チャージしておき乗車時に利用区間分を支払う、路線バス向けの「ポイント型決済」など、バスのサービス形式に合わせた決済機能を実装している。アイリッジとイーコンテクストによれば、バスの乗車券の予約から支払い、乗車時の乗車券提示までスマートフォンアプリで完結するサービスとして、BUS PAYは業界初だとしている。

　すでに7月19日より、株式会社平成エンタープライズが埼玉県で運行する路線バス（イオンモール春日部線・羽生線）で導入されており、同社専用のBUS PAYアプリ（Android/iOS）が公開されている。さらに8月1日からは、海部観光株式会社が徳島～大阪間で運行する高速バスでも導入される予定。