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女性向けキュレーションメディア「MERY」、610万人が利用、1人あたりの月間利用時間は27分57秒

 ニールセン株式会社は26日、特定のジャンル/ターゲットを設定している“特化型キュレーションメディア”の利用状況について分析した結果を発表した。同社のスマートフォン視聴率情報「Nielsen Mobile NetView」の2016年6月のデータに基づいている。

 特化型キュレーションメディアの上位5サービスにおける2016年6月の利用者数は、ヘルスケア情報に特化した「welq(ウェルク)」が631万人、女性向けファッション情報などに特化した「MERY(メリー)」が610万人、同じく「LAUGHY(ラフィ)」が558万人、旅行情報に特化した「Find Travel」が500万人、同じく「RETRIP」が450万人だった。このうち、LAUGHY、Find Travel、RETRIPは前年同月比で利用者数が3倍以上に増加している。

特化型キュレーションメディアの利用者数推移

 利用者属性を見ると、女性ユーザーの割合はwelqが76%、MERYが87%、LAUGHYが67%、Find Travelが64%、RETRIPが66%。特に女性の比率が高いMERYでは、若年層の20代以下の女性だけで47%、30代を含めると72%を占める。

利用者属性割合

 各メディア1人あたりの月間利用回数は、welqが2.4回、MERYが6.0回、LAUGHYが1.7回、Find Travelが2.1回、RETRIPが2.0回。月間利用時間は、welqが5分51秒、MERYが27分57秒、LAUGHYが2分7秒、Find Travelが2分35分、RETRIPが3分3秒。利用回数/利用時間ともに、MERYが他4メディアを大きく上回っている。

1人あたりの月間利用回数/利用時間

 ニールセンのアナリストによると、「月間利用回数/利用時間が少ないのは、一見さんの割合が高いためと考えられる。MERYでは広報活動を積極的に行っているため、ロイヤリティが他メディアよりも高いのではないか」と分析している。