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Facebook利用率が最も高いのは20代女性、男性では50代、Instagramは10代・20代女性が突出~ジャストシステム7月度調査

 株式会社ジャストシステムは3日、「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査」の7月度結果を発表した。同社が運営するネットリサーチサービス「Fastask」で、7月26日~31日に1100人を対象に調査したもの。回答者は15~19歳が100名、20~29歳、30~39歳、40~49歳、50~59歳、60歳以上が各200名で、男女比は1対1。

 SNSの利用状況について、現在利用しているかどうかを聞いたところ、Twitterは全体では37.9%だが、若年層ほど利用率が高く、10代は女性が7割、男性は6割が利用している。20代女性も69.0%と高い。

 Facebookは全体では38.1%。女性は20代が50.0%で、10代が40.0%、30代が39.0%と高い。男性では50代が47.0%と最も高く、逆に10代は24.0%で最も低かった。

 Instagramは全体では21.1%と高くないが、10代女性(46.0%)と20代女性(48.0%)が突出して高い。これに30代女性(26.0%)、20代男性(25.0%)が続いている。特に、スマートフォンを所有する20代女性のInstagram利用率は、2016年1月度調査の28.0%から急増した。

 LINEは全体で62.4%と、SNSでは最も広く利用されており、10代男性は9割、10代と20代の女性も8割以上が利用している。また、60代(男性35.0%、女性39.0%)を除く各年代で50%以上が利用している。

 mixiは全体で9.2%。10代では男女とも2%と特に低い。Google+は全体で19.5%、LinkedInは3.1%、Pinterestは4.7%だった。

 動画サービスはYouTubeが67.5%と最も広く利用されている。ニコニコ動画は24.5%だが、10代男性(48.0%)と20代男性(47.0%)は半数近くが利用している。Ustreamは7.0%で利用率は下がっている。

 Facebookの利用機器を見ると、10代女性の54.0%、20代女性の40.0%がiPhoneで利用している。InstagramもiPhoneでの利用が10代女性の48.0%、20代女性の39.0%と高い。

 スマートフォンの所有者は全体で72.2%。そのうちiPhoneは61.2%と、Androidの38.3%より高いが、10代女性は83.3%、20代女性は72.5%がiPhoneユーザーであることも、この結果に影響している。

 スマートフォンユーザーのうち、60.7%が直近1カ月でスマートフォンで通常の通話を行っており、男女とも30代から50代では6割近い。一方、LINEなどの無料通話アプリで通話した人は40.8%。こちらは20代、10代、30代の順で多い。また、通話自体、固定電話よりスマートフォンでより多くなっている。固定電話そのものを保有しない人も20.7%おり、30代は女性は40.7%、男性が35.4%が固定電話を持たないとの結果だ。