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Android版「Googleマップ」、通信をWi-Fiに限定するオプションを追加、オフラインマップをSDカード保存可能に

 Googleは8日、Android版「Googleマップ」アプリに、通信をWi-Fi接続時のみとするなど、3つの新機能を追加したことを発表した。

 まず、GoogleマップでWi-Fi接続時のみ通信を行う設定を追加したことだ。Googleでは、地図を端末に保存してオフラインでGoogleマップを利用することで、バッテリーの寿命を伸ばすことができるとしている。

 この機能を利用するには、Googleマップアプリの[設定]画面で[Wi-Fiのみ]をオンにする。この設定により、Wi-Fiネットワーク接続時のみGoogleマップで通信を行うようになるが、オフラインエリアを事前にダウンロードしておくようメッセージが表示される。日本国内では、一部地域を除いてGoogleマップアプリのオフラインマップ機能を利用できないため、海外旅行の際などに、事前にオフラインマップをダウンロードしておいて利用するといいだろう。

 オフラインマップ機能で保存する地図のデータは、これまで端末の内部ストレージにしか保存できなかったが、SDカードに保存できるようになった。Googleでは、内部ストレージ容量が4GB程度と小さいエントリーレベルのスマートフォン向けの機能としている。

 Googleマップアプリのメニュー画面で[オフラインエリア]を選ぶか、上記設定項目で[Wi-Fiのみ]を選ぶと表示される[オフラインエリア]の画面左上にある[設定]ボタンから、オフラインエリアの設定画面を表示できる。ストレージの設定は、標準では[端末]に設定されているが、これを[SDカード]に変更可能になった。

 日本国内では利用できない機能となるが、経路検索での輸送手段として、これまでの徒歩、自動車、鉄道やバスなどの公共交通機関に加えて、アイルランド、ポーランド、イタリア、オーストラリア、ロシア、イスラエルの各国では「Gett」「Hailo」「MyTaxi」を、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポールの24都市で「GO-JEK」と「Grab」を追加した。