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現存しない城郭をVRで再現、凸版印刷が「ストリートミュージアムアプリ」公開

 凸版印刷株式会社は21日、VRとGPSを組み合わせた旅行者向け観光アプリ「ストリートミュージアムアプリ」の提供を開始した。対応OSはiOS 8以降。Androidにも順次対応予定。

 スマートフォン/タブレット端末の位置情報と連動し、現存しない城郭などの史跡をVRコンテンツで再現する体感型アプリ。VRコンテンツや解説動画が閲覧できるほか、株式会社マピオンと共同開発した古地図を表示可能。史跡に近づくとプッシュ機能で通知する機能も備える。

 VRコンテンツは現地でのみ閲覧可能だが、一度閲覧したコンテンツは持ち帰って旅行後も継続して閲覧できる。また、VRコンテンツを背景として記念撮影ができる機能も備えており、撮影した写真はSNSに投稿可能。

 まずは、江戸城、和歌山城、福岡城、肥前名護屋城(佐賀県)、高松城、屋嶋城(香川県)の6城をラインアップ。凸版印刷によると、今後も掲載コンテンツを拡充していき、2017年には約50コンテンツの掲載、10万ユーザーの獲得を目指すとしている。