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削除されたはずのデータがあった? 犯罪被害者宅のドアベル映像が復元・公開されて物議~Googleの「Nest Doorbell」

 クラウドからはすでにデータが削除されているはずのドアベル映像が復元・公開され、物議を醸している。

 Googleのドアベル「Nest Doorbell」は、有料版サービスを契約していれば最大60日間にわたってイベント履歴がクラウドに保管できる。一方で無料版では3時間に限定され、映像はその後、自動削除される仕様になっている。今回、米国で発生した誘拐事件の被害者は有料版に契約しておらず、また、誘拐されてから同サービスにアクセスできなかったことから、ドアベルが捉えた映像は自動削除されたものと考えられていたが、約10日たって、自宅に押し入る犯人の様子を捉えたドアベルの映像がFBIによって公開された。

 捜査官によると「バックエンドシステムに残された残留データから復元された」とのことで、いったん削除されたデータをGoogleが数日かけて復元したことが示唆されているが、消えたはずのデータがオーナーの手を離れて復元されたことに疑問の声が多数上がっている。オーナーが誘拐されているという特殊事情はあるものの、そもそもデータが残存していること自体がおかしい、というわけだ。

 ちなみに映像には、マスクを被った犯人がカメラの取り外しや破壊を試みる様子が映っており、捜査に当たって重要な資料となることは間違いない。