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Google、Android向けChromeのデータセーバー、ページダウンロードなどの機能を解説

 Android向けの「Chrome」アプリや「Chrome Beta」アプリに搭載している低速回線向けの機能である「データセーバー」および「ダウンロード」と、「Content Discovery」の新機能について、Googleが26日付の公式ブログで詳細を解説している。

 Android版Chromeに搭載されている「データセーバー」の機能は、従来から提供されているもので、Googleのプロキシーサーバーを経由してデータを圧縮することにより、転送量を削減している。ブログでは、これを利用することで画像やテキストの場合には60%、MP4形式の動画では67%を節約できるとしている。

 また、2Gなどの低速な回線で接続している場合には、ウェブサイトを自動的に最適化して表示することで、データを最大90%節約するとのことだが、編集部で確認したところ、低速な回線が用意できず、3G接続時には動作を確認できなかった。

 このデータセーバーは、PC向けChromeにも拡張機能として提供されている。なお、標準レンダリングエンジン「WKWebView」の仕様上の制限から、iOS向けには提供されていない。

 Chrome Betaに追加されている「ダウンロード」の機能では、インターネット回線が利用できない環境で、事前に保存しておいたウェブページを閲覧できるもの。保存したいウェブページを表示しておき、メニューを展開すると上部に表示されている「ダウンロード」アイコンを選べば、自動的にダウンロードが行われる。

 保存したウェブページは設定メニューから一覧を表示でき、項目をタップしてページを閲覧できる。保存したウェブページの閲覧時には、URLの前に「オフライン」と表示される。また、動画の保存にも対応している。

 また、Content Discoveryの新機能として、新しいタブを開いたときに、ページをスクロールすると、最新の話題やよく利用するウェブサイト、これまでダウンロードしたウェブページなどから、次に訪れるウェブサイトを学習して提案するようになるという。