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JR東日本、東京メトロ、東急電鉄のスマホアプリで列車走行位置と時刻表の情報を相互連携

 東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)、東京地下鉄株式会社(東京メトロ)、東京急行電鉄株式会社(東急電鉄)の3社は、各社がそれぞれ提供しているAndroid/iOS向けの「JR東日本アプリ」「東京メトロアプリ」「東急線アプリ」の最新バージョンで、列車走行位置と時刻表の情報について、10月7日より連携を開始することを発表した。

 JR東日本アプリでは、東京メトロ、東急線の路線を「My路線」に登録すると、トップ画面から直接、対象路線のアプリを起動し、列車走行位置を確認できる。また、列車走行位置の路線一覧画面に、東京メトロ、東急線のタブが追加され、タッチすると対象のアプリを起動できる。時刻表は、各駅のメニューに東京メトロ、東急線の時刻表ボタンが追加され、タップすると各アプリの時刻表画面が表示される。

 東京メトロアプリでは、列車走行位置画面にある「連携のりかえ」ボタンから路線を選択するか、アイコンをタップすると他社アプリの列車走行位置画面を表示できるほか、乗り換え可能な路線同士のリンクも追加された。また、乗り換え可能な駅の時刻表画面に、他社アプリの時刻表画面へのリンクが追加される。

 東急線アプリでは、乗り換え可能な駅に各社のロゴのボタンが追加され、接続路線を選択して対象アプリの列車走行位置画面を表示できる。時刻表には、他社時刻表の項目が追加され、ここから駅を選んで他社路線の時刻表が表示可能。

 なお、列車走行位置が確認できるのは、東京メトロと東急線の全線と、JR東日本の17路線。対象となるJR東日本の路線は、東海道線、横須賀線、湘南新宿ライン、京浜東北・根岸線、横浜線、南武線、山手線、中央線快速電車、中央・総武各駅停車、総武快速線、宇都宮線、高崎線、埼京・川越線、常磐線・常磐線快速電車、常磐線各駅停車、武蔵野線、上野東京ライン。

 時刻表については、3社の路線が乗り入れている渋谷駅と目黒駅、東京メトロと東急線の乗り換え可能な中目黒駅、JR東日本と東急線の乗り換え可能な9駅(五反田、大井町、蒲田、横浜、武蔵溝ノ口・溝の口、武蔵小杉、長津田、菊名)、JR東日本と東京メトロの乗り換え可能な32駅(新橋、新日本橋・三越前、神田、上野、荻窪、新宿、四ツ谷、東京・大手町、御茶ノ水・新御茶ノ水、池袋、恵比寿、八丁堀、秋葉原、南千住、北千住、中野、高田馬場、飯田橋、西船橋、原宿・明治神宮前<原宿>、西日暮里、綾瀬、市ケ谷、有楽町、新木場、錦糸町、駒込、王子)の時刻表が確認可能になる。

 あわせて3社では、「アプリはつながるどこまでも」をキャッチフレーズとしたプロモーションも共同で実施する。