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“絶対フォント感”特集第2弾の「MdN」11月号発売、付録に176ページ・665書体収録のフォント見本帳

 株式会社エムディエヌコーポレーションは6日、デザイン/グラフィック雑誌「MdN」の2016年11月号を発売した。特集記事は「絶対フォント感を身につける。2」。紙版の価格は1380円(税別)。電子版も電子書籍ストア各社で販売する。

 MdNによると、絶対フォント感とは“目にした書体を即座に見分けられる能力”を指す。具体例としては、“高速道路をドライブ中に、現在はヒラギノ角ゴシック体が使われている道路標識に紛れて、かつての日本道路公団標準文字(通称、公団ゴシック)で書かれた標識を見つけ、「『霞』のあめかんむりが省略された形が攻めているな」と比較・分析してしまう能力”などが挙げられている。絶対フォント感があると、「街を歩くと、ファッションの流行のように今のフォントのトレンドが分かる」「使われているフォントが気になって、テストの問題が読み進められない」といった人生の楽しみがあるという。

 しかし、こうした能力は一朝一夕で身に付くものではないとし、同特集では、フォントと書体の基礎を学ぶ「基礎知識編」、実際に見分けるポイントを押さえる「実践編」、ジャンル別に踏み込んだ「深読み編」に分けて、計26のレッスンを通じて絶対フォント感を身に付けていく。

 付録は、665書体を収録した176ページの小冊子「絶対フォント感を身につけるためのフォント見本帳 2016」。2015年7月号で「絶対フォント感を身につける」特集を掲載した際の付録(613書体・160ページ)からパワーアップした。