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楽天、ユーザーがスマートフォンで店頭決済できる「楽天ペイ」アプリを提供開始

 楽天株式会社は27日、スマートフォン決済アプリ「楽天ペイ」を提供開始した。対応スマートフォンはAndroid 4.3以上、iOS 8.0以上。

 楽天ペイは、楽天会員情報に登録されたカードで決済可能なスマートフォン向けのサービス。1回の支払いで最大5000ポイントまでの楽天スーパーポイントによる支払いにも対応する。

 決済方法は、店舗が保有するスマートフォンやタブレットで発行されるQRコードをスマートフォンで読み込んで支払いが行える「QRペイ」と、アプリ上で店舗を選択して決済金額を入力して支払う「セルフペイ」の2種類。利用時には、決済金額の0.5%分の楽天スーパーポイントが付与される。

 楽天カード(Visa/Master/JCB)では決済金額の10%、楽天カード以外のMaster/Visaカードでは5%の楽天スーパーポイントを決済時に付与するキャンペーンも2017年1月6日まで行われる。なお、これ以外のクレジットカードは「楽天ペイ」アプリへの登録ができない。

 楽天ではこれまで、店舗が保有するスマートフォンやタブレットとBluetooth接続されたICカードリーダーによりクレジットカード決済が可能な「楽天スマートペイ」を提供していたが、これについては「楽天ペイ(実店舗決済)」と名称が変更される。

 楽天ペイ(実店舗決済)では、楽天ペイ(アプリ決済)の対応するVisa/Mastercard/JCBに加え、American Express/Diners Club/Discoverの各クレジットカードに対応している。今後は、中国で多く使われている決済サービス「WeChat Pay」と、国際クレジットカードブランド「銀聯カード」へ2017年に対応する予定。「楽天Edy」などの電子マネーへの対応も予定されている。

 店舗側の決済手数料は、楽天カード以外のJCB、Diners Club/Discoverが3.74%、それ以外は3.24%。店舗向けには、ウェブでの管理機能や、スマートフォンアプリも提供されている。