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総務省の公衆無線LAN補助金交付要件である認証基準に適合、「FREESPOT」を店舗などに導入できる11n対応ルーター「FS-R600DHP」

 株式会社バッファローは、総務省による「公衆無線LAN環境整備支援事業」補助金交付要件である認証基準に適合した「FREESPOT」の導入キット「FS-R600DHP」を2月中旬に発売する。価格は2万3800円(税別)。

 FS-R600DHPは、店舗などの施設事業者向けのIEEE802.11n/a/g/b対応無線LANルーター。インターネット回線に接続して簡単な設定を行うだけで、FREESPOTの公衆無線LAN環境を構築できる。背面には、ギガビット対応のLAN×4、WAN×1に加え、USB×1を装備する。本体サイズは28×185×196mm(幅×奥行き×高さ)。

 FREESPOTの利用者登録には、メールの送受信を用いる「メール認証方式」に加え、Facebook、Google+、Twitter、Yahoo! JAPANの各アカウントを用いる「SNSアカウント認証方式」にも対応。メール認証画面は、日本語、英語、中国語繁体字・簡体字、韓国語の4カ国語に対応する。認証画面に設置店舗名を表示できるほか、FREESPOTへの接続時には、登録URLをリダイレクトして表示可能。広告ページやクーポンなどを表示して販売促進に活用できる。

 バッファローの法人向け無線LANアクセスポイントと組み合わせ、最大で200台のスマートフォン/タブレットを同時接続可能な大規模公衆無線LAN環境を構築できる「ゲートウェイ機能」や、2台のFS-R600DHPをブリッジモードで有線LAN接続してFREESPOTサービスエリアを拡大できる「拡張アシスト機能」を搭載。

 同一FREESPOTに接続したクライアント同士を見えない状態にする「プライバシーセパレーター機能」や、FREESPOT用とそれ以外のネットワークを無線/有線LANともに完全に分離する「FREESPOTプライバシーセパレーター」機能も利用できる。

 このほか、FREESPOTを設定した曜日や時間により自動的にオン/オフする「アクセスタイムコントロール機能」、一定時間に一定数以上のメール送信が行われた際に送信を停止する「スパムメール防止機能」も搭載。フィッシング詐欺、ウイルス配布などの有害サイトを自動で判別するフィルタリングサービスも年額5000円で提供する。

 総務省による補助金交付要件は、「防災等に資するWi-Fi環境の整備計画」における2017年度事業「公衆無線LAN環境整備支援事業」に、「認証基準(不正利用防止)にかかる要件」として定められており、FS-R600DHPはこれに適合している。

 バッファローでは、無料で利用できる公衆無線LANの有無は訪日旅行者などの来訪者に重要視されており、施設の魅力を高めることにつながるとしている。