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首都圏にて震度7の地震発生――そのときスマホユーザーが直面する状況を疑似体験して対応方法を学ぶ「スマホ防災」
ヤフーが今年も「3.11」特集サイト、チャリティーオークションなども実施
2017年3月8日 18:17
ヤフー株式会社(Yahoo! JAPAN)は7日、東日本大震災の発生から6年が経過することに合わせ、復興・防災をテーマに各種コンテンツを集約した特設サイト「3.11応援企画」を公開した。
誰でも参加できる4つチャリティーオークションを実施するほか、2013年より被災地で開催している自転車イベント「ツール・ド・東北」の紹介、震災復興の現状をグラフ付きの記事で紹介する「震災復興のいま」、首都圏で地震が起きたときの状況をスマートフォンで疑似体験できる「大震災シミュレーション あなたを守る、スマホ防災」といったコンテンツを公開する。
チャリティーオークションやショッピングで募金活動
チャリティーオークションでは、長渕剛氏のサイン入りギターや、プロ野球選手のレプリカユニフォーム、ウルトラマンとコラボしたコンセプトカーなどが出品される。落札額は、東北および熊本の被災地支援に全額使用される。そのほか、各企業や著名人が寄付により無償提供する商品が当たるくじ付き募金、返礼品付き募金を実施する。
また、東北の人気食料品やグッズをまとめた「東北エールマーケット」の特設ページをFacbookやTwitterでシェアすると、1人につき100円をYahoo! JAPANから寄付する企画も実施する。
例年通り、検索チャリティー「Search for 3.11」も11日に実施。同日、Yahoo! JAPANで「3.11」と検索した人1人につき10円を、Yahoo! JAPANから東日本大震災被災地の復興支援団体に寄付する。
もしもの時に「Yahoo! JAPAN」アプリを活用、スマホによる防災を提案
ヤフーが提供しているAndroid/iOS向け「Yahoo! JAPAN」アプリでは、災害発生時に「緊急地震速報」「津波警報・注意報」「土砂災害警戒情報」などをプッシュ通知で届ける「災害通知」機能を搭載している。ヤフーでは、もしもの時に備え、同機能をオンに設定しておくことを呼び掛けるテレビCMを3月1日から放送開始した。
また、首都圏で大地震が発生し、実際にこうしたプッシュ通知をスマートフォンで受け取った後、我々がどのように行動すればいいのか、被災時の状況をスマートフォンで疑似体験しながら学べるコンテンツ「大震災シミュレーション あなたを守る、スマホ防災」も制作。11日より特設サイトで公開する。
内閣府が作成した首都圏直下地震シミュレーションや、「Yahoo!検索」の地震災害時のにおける検索データなどをもとに、首都圏が被災したときに想定される被害者数や倒壊・焼失する建物の数、鉄道の復旧や主要道路のがれき処理にかかる日数、首都圏の帰宅困難者の数など説明するとともに、スマートフォンユーザーが被災時に役立ててほしいYahoo! JAPANのアプリやサービスを紹介していく内容。
具体的には、震度7の地震が10秒後に発生するとの緊急地震速報がプッシュ通知でスマートフォンの画面に表示された時点から、帰宅困難者となって避難所にたどり着くまでの流れを、「Yahoo!防災速報」アプリで表示される各地の震度情報、被害状況の投稿が流れるTwitterなどのタイムライン、公共交通機関の麻痺状況を伝える「Yahoo!路線検索」アプリ、家族から届くメッセージなど、実際にスマートフォンの画面で表示されているかのように動的に提示していく。
「Yahoo!地図アプリ」を頼りに避難所へ向かう途中には、画面がブラックアウトし、スマートフォンの電池が切れてしまう状況も再現。充電後にようやく家族の安否情報を確認できた展開にするなど、モバイルバッテリーを日ごろから持ち歩く必要性なども訴えている。