ニュース

iPad向けSwift言語学習アプリ「Swift Playgrounds」が日本語に対応

 米Appleは21日、プログラミング言語「Swift」について学べるiPadアプリ「Swift Playgrounds」の対応言語に、日本語、中国語(簡体字)、フランス語、ドイツ語、スペイン語(ラテンアメリカ)を追加した。iOS 10以降を搭載するiPadで無料で利用できる。

 画面下部に表示される「moveForward()」や「collectGem()」といったコードをタッチ操作で選び、画面のキャラクター「バイト」を目的に沿って動かすことで、Swift言語によるプログラミングの初歩が学べる。

 「コードを学ぼう1~3」をはじめ、あらかじめ12のコースが用意されており、それぞれをダウンロードして、与えられた課題をこなしていく。コースは順次追加される見込み。

 入力したコードの通りにキャラクターを動かして、パズルを解いたり課題をクリアすることで、命令の与え方、関数やループの使い方、条件付きコードや変数といったプログラミングの概念が学べるようになっている。

 完成したプログラムは「メール」や「メッセージ」などで共有したり、ウェブ上に公開することができるほか、プロジェクトをXcodeに直接書き出して、iOSやMac OS向けのアプリも作成できる。タッチや加速度センサー、Bluetooth対応デバイスのコントロールなども可能。

 Apple CEOのティム・クック氏は「Swift Playgroundsのアプリケーションは、今日までに100万本以上がダウンロードされており、コードの基本を学ぶあらゆる年齢層の人々を手伝ってきた。誰もが学びやすいようにAppleがデザインしたプログラミング言語Swiftを使い、何十万ものiPhoneやiPadアプリケーションが作られている」と述べている。