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ネットギア、10GbE対応の4ベイNAS「ReadyNAS 524X」などディスクレスモデル3機種を発売

ReadyNAS 524X

 ネットギアジャパン合同会社(以下、ネットギア)は23日、10Gイーサネットポート(10GBASE-T)を標準装備したデスクトップ型NAS「ReadyNAS 524X」と、1000BASE-T装備のNAS新シリーズ「ReadyNAS 424」「ReadyNAS 422」の“ハードウェアサポートオンリーモデル”を発売した。

 ハードウェアサポートオンリーモデルは、ディスクレスでユーザーがHDDを選択する形の製品となり、HDDのコンパチビリティリストはウェブで公開される。障害発生時の対応はシャーシ交換、最大保証期間は最大3年。より手厚いメーカー保証を必要とするユーザーには、高信頼性HDD込みでメーカー保証が最大5年となる“ビジネスユーザー向けモデル”の提供を予定しており、今後順次発表する。

ReadyNAS 424
ReadyNAS 422

 新製品3モデルは、従来のReadyNASと同様に、これまでは大企業向けの高級製品にしか搭載されてこなかったデータを保護するための諸機能を、中小企業向けに適した価格で標準装備するモデル。インテル製サーバー向け最新CPUと大容量メモリを搭載し、同時アクセス環境におけるファイル共有、バックアップ、仮想マシンのリモートドライブ、ディザスターリカバリーに適している。

 ReadyNAS 524Xは、ネットワーク端子として10GBASE-Tと1000BASE-T対応ポートを各1ポート搭載する、デスクトップ型4ベイのディスクレスモデル。CPUにIntel D-1508、メモリ4GBを搭載。USB 3.0×3、eSATA×1ポートを備える。価格(税別)は17万円。

 ReadyNAS 424は、ネットワーク端子として1000BASE-T対応ポートを2ポート搭載する、デスクトップ型4ベイのディスクレスモデル。CPUにIntel Atom C3338、メモリ2GBを搭載。USB 3.0×2、eSATA×1ポートを備える。価格(税別)は12万円。

 ReadyNAS 422は、ネットワーク端子として1000BASE-T対応ポートを2ポート搭載する、デスクトップ型2ベイのディスクレスモデル。CPUにIntel Atom C3338、メモリ2GBを搭載。USB 3.0×2、eSATA×1ポートを備える。価格(税別)は8万円。

各モデルとも、ファイルシステムにBtrfsを採用し、実施回数無制限のスナップショット機能を実装。最短1時間感覚でファイルの変更を記録し続け、誤って上書きしたファイルや失われたファイルを任意の時点の状態に復元できる。

 このほか、長期間アクセスの無いファイルを保護するビットロットプロテクション機能や、他拠点のReadNASにバックアップを行う無償で使用可能なリモートリプリケーション機能を搭載。追加費用なしで利用できるアンチウイルスソフトも標準搭載する。