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公共のテンプレートに「Excel形式だけ」はNG? オープンフォーマットを求める運動が話題

 オンラインでの意見募集にExcel形式を用いていたところ、相互運用性の問題点を指摘され、オープンフォーマットの追加を余儀なくされた件が海外で話題になっている。

 これは、欧州委員会(EC)がオンラインで行っている意見募集の提出テンプレートにExcel(.xlsx)形式を用いていたところ、LibreOfficeの開発元であるThe Document Foundation(TDF)が抗議し、その結果、オープンフォーマットであるODS形式のテンプレートが追加されたというもの。というのも、今回の意見募集の対象であるサイバーレジリエンス法(CRA)は、オープンスタンダードの採用を1つの目標に掲げており、そこでMicrosoftの独自フォーマットであるExcel形式を使うのはあまりにも恣意的だというのが抗議の理由だったようだ。

 しかし、こうした背景は抜きにして、要求が認められたTDFは公式ブログにおいて、この件を相互運用性の大きな勝利だとアピール。ISOにより承認されている(ISO/IEC 29500として標準化されている)とはいえ、.xlsxをはじめとしたMicrosoft独自のOOXMLフォーマットを標準として使用することは、自分自身はもちろん世界および欧州市民の利益に反していると声高に訴えている。

 日本でも官庁などでExcel形式でテンプレートを公開している例は多数あるが、将来的に今回のような運動が日本にも波及し、槍玉に上がることも十分に考えられそうだ。