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でんぱ組.inc、無線LAN普及への公認アンバサダーに就任、2020年に向けてWi-Fi環境の改善に貢献

 無線LANビジネス推進連絡会(Wi-Biz)は12日、同日開催のイベント「2020年オリンピック・パラリンピックに向けたWi-Fi普及拡大への取り組み」において、人気アイドルグループ「でんぱ組.inc」を1年間限定の公認アンバサダーに起用することを発表した。

 イベントは、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年に向け、各種の調査で訪日外国人の不満の上位にランキングされるWi-Fiの接続環境の改善に向けた決起集会と位置付けられている。

 Wi-Bizは、無線LANの普及拡大と、そのための課題対応を目的に、総務省の提言を受けて2013年1月に発足した団体。携帯電話キャリアを含む通信事業者、無線LAN通信機器メーカー、システムインテグレーター、自治体、商店街、教育機関など120の企業・団体が参加しており、大規模災害時に統一SSID「00000JAPAN」(ファイブゼロジャパン)で公衆無線LANを無料開放する取り組みも行っている。

 無線LANビジネス推進連絡会会長で、NTTブロードバンドプラットフォーム株式会社顧問の小林忠男氏は「2017年はさらに無線LANを普及させるために、『電波良好Wi-Fi完備!』というタイトルでコンサートツアーを行ったでんぱ組.incとの提携を行うことになった」と語った。

無線LANビジネス推進連絡会会長の小林忠男氏

 でんぱ組.incは、アニメ・漫画・ゲームなどの趣味に特化したコアなオタクでもある古川未鈴、相沢梨紗、夢眠ねむ、成瀬瑛美、最上もが、藤咲彩音の6人組のアイドルユニット。アンバサダーとして今後、Wi-Biz公認アイドルとして主催イベントでの公演を行うほか、メールマガジン「Wi-Biz通信」でのメンバー個別のインタビューなども予定されている。でんぱ組.incでは、イベントやポスターでWi-Bizロゴを自由に使用できるという。

(向かって左から)「でんぱ組.inc」の最上もが、夢眠ねむ、古川未鈴、相沢梨紗、藤咲彩音、成瀬瑛美

 小林氏は、「スマホのおかげで無線LANが普及してきてよかったが、すばらしい女性グループとジョイントしてあいさつできるのは夢のような気持ち」と述べ、「Wi-Bizのような堅苦しい団体がアイドルグループとジョイントした活動はおそらく初めてで、ぜひ成功させて、互いにPRしていい結果を出したい」と語った。

「でんぱ組.inc」で現場に入ると「Wi-Fiありますか」から入り、「ポケットWi-Fiも持ち歩いている」という