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楽天、英語学習サービス「Rakuten Super English」開始、ビジネス向け「Lingvist」と小中高向け「まなみ~」

 楽天株式会社は21日、総合英語学習サービス「Rakuten Super English」を開始し、英語教育事業に本格参入すると発表した。

 Rakuten Super Englishでは、エストニアLingvist社の外国語学習アプリ「Lingvist」と、楽天グループの株式会社ReDucateが提供する英語学習アプリ「まなみ~」を提供する。いずれもAndroid/iOS向けスマートフォンアプリが提供されるほか、WindowsやMacからウェブブラウザーでも利用可能。

 Lingvistは、海外ユーザーを中心に複数の言語に対応する学習アプリで、登録ユーザーは60万人。楽天はLingvistと協業し、日本のユーザー向けに、日常英会話やビジネス英語に対応した英単語を学べる内容を提供する。

 “超速”で日常会話用やビジネス用の英単語を効率的に覚えたいユーザー向けに位置付けられており、頻出単語5000語から語学力を養える「基本コース」は無料で利用できる。このほか、「TOEIC 400-600コース」(480円)、「TOEIC 600-800コース」(1480円)、「TOEIC 800-990コース」(1480円)、これら3つをセットにした「TOEIC総合コース」(2380円)が提供される(※価格は楽天会員ID決済時、税込)。

 まなみ~は、楽しく英単語を覚えたいユーザー向けの位置付け。まず英語レベルをチェックする出題を手始めに、英訳、和訳、アクセント、スペル入力といった問題形式で、小学校から高校までに必要な英単語6000語以上を学習できる。アプリでは、学習を進めてアイテムを入手できるほか、毎日の学習状況がグラフで把握できる。楽天ID決済の利用料金は30日あたり980円(税込)で、30日間無料で試用できる。

 楽天によれば、いずれのアプリも、個人の理解度や習熟度に合わせて、ストレスを感じさせない難易度で最適な出題が自動的に行われ、継続的な学習を促進、学習効率を高める「アダプティブラーニング」のコンセプトに基づくアルゴリズムにより設計されているという。

 楽天では、事業のグローバル展開拡大に向け、2010年より社内公用語の英語化に取り組んでおり、従業員のTOEICテストスコアの平均点は830点を超えているという。今後はこの取り組みにより培った経験やノウハウを活用し、Rakuten Super Englishを通じて、テクノロジーを活用した英語力強化を支援するツールやサービスを提供するとしている。また、新しい学習スタイルの提案、教育機関や企業・団体向けの英語活用や英語力向上に関するコンサルティングも展開するという。