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「iMac Pro」は10GbE LAN対応、18コアXeonとRadeon Pro Vegaを搭載

 Appleは5日、開催中の開発者向けイベント「WWDC 2017」において、液晶一体型PC「iMac Pro」を12月に発売することを発表した。最小構成時の価格は4999ドル。

 iMac Proは、5K解像度の5120×2880ドットの27インチディスプレイを搭載する一体型PC。10GbE(10ギガビットイーサネット)対応の有線LANポートを背面に搭載するほか、IEEE 802.11ac/a/b/g/n無線LANやBluetooth 4.2も内蔵している。

 CPUは4.5GHzのTurbo Boostに対応するIntel Xeonを搭載。18コア、10コア、8コアのいずれかを選択できる。GPUには単精度11TFLOPS、半精度22TFLOPSの「AMD Radeon Pro Vega」を採用。標準で8GB HBM2メモリを搭載するほか、16GB HBM2メモリへの拡張にも対応する。

 また、32GBのDDR4 ECCメモリを搭載し、最大128GBまでの拡張に対応する。ストレージは転送速度3GB/sの1TB SSDを搭載し、2TBまたは4TBへ拡張が可能。従来のiMacとは異なるブラックの本体色も特徴。

 背面には、LANポート×1のほか、USB 3.0×4、DisplayPort出力に対応するThunderbolt 3(USB type C)×4の各ポートと、SDXCカードスロットを装備。前面には1080p FaceTime HDカメラを搭載する。本体サイズは650×20.3×516mm(幅×奥行×高さ)、重量9.7kg。 OSは同日に発表され、今秋に提供予定の「macOS High Sierra」を採用している。