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「ほぼ全ての条件下においてデータ復旧が可能」なWannaCry対策ソフト、アドバンスドテクノロジーが開発
2017年6月12日 16:16
データ復旧サービスを手掛ける株式会社アドバンスドテクノロジーは12日、ランサムウェア「WannaCry」およびその亜種の対策ソフトを独自に開発したと発表した。公共機関を対象に無償提供する。
WannaCry感染後に同ソフトをインストールして使用することも可能だが、事前にインストールしておくことで「ほぼ全ての条件下においてデータ普及が可能」としている。WannaCry感染後に暗号鍵がメモリ上から消失した場合でも、ファイルの暗号解除ができるという。なお、感染したハードディスクを同社へ預けることでより効果的な復旧を行えるとしている。
利用申し込みは、同社ウェブサイトの問い合わせフォームにて13日9時30分より受け付ける。ウイルス作者へ情報が漏えいして対策されることを防ぐため、守秘義務契約締結の上で提供する。ソフトの技術情報および動作原理については、セキュリティの観点から、開示先は公共機関に限り、守秘義務契約締結後に回答するとしている。
【お詫びと訂正 17:50】
記事初出時、「ユーザー側で暗号化解除の操作を行うことはできない」と記述しておりましたが、これは誤りです。お詫びして訂正いたします。