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「6月分請求データ」の添付Excelファイルに注意、ウイルス付きメールが拡散中、警視庁が警戒を呼び掛け

 「6月分請求データ」という件名のウイルス付きメールが拡散中だとして、警視庁サイバー犯罪対策課が13日、警戒を呼び掛けるツイートを発した。添付されているExcelファイルはウイルスだという。

 具体的なメールの文面や添付ファイル名などは、一般財団法人日本サイバー犯罪対策センター(Japan Cybercrime Control Center:JC3)のウェブサイトで取りまとめている。これによると、今回のウイルス付きメールの送信日は6月13日。本文は「いつも大変お世話になっております。表記6月の請求データにつきまして、別添にてメール送付致しますので 宜しくお願い致します。」というもので、最後に「045-681-xxxx」という電話番号が記載されている。また、添付ファイルは「0xxxx_201706.xls」という名前だ(xxxxはいずれも、ランダムな数字)。

 このほかにも、6月12日に送信された「請求書」という件名のウイルス付きメールについて、警視庁およびJC3では注意を呼び掛けている。

JC3のウェブサイトで、ウイルス付きメールの具体例をとりまとめている

 感染したPCからインターネットバンキングの情報などを盗み取る「Gozi」(別名「Ursnif」「Snifula」「Papras」など)などのマルウェアの感染をもくろむウイルス付き日本語メールが大量に送信されている昨今の状況を受け、JC3では、こうしたウイルス付きメールの早期把握・情報提供を行うとともに、これらのウイルス付きメールにより拡散されているマルウェアに感染しているかどうかをチェックできるサイトを試験的に公開している。

JC3が試験運用している感染チェックサイト

【追記 19:40】
 警視庁とJC3は、同じく6月13日に拡散中だという同様のウイルス付きメールとして、件名が「請求書添付書類について」、添付ファイル名が「別紙3_20170612修正.xls」という事例も公表し、注意を呼び掛けた。

 また、JC3のウェブサイト内に「ウイルス付メール INDEX」のページも公開した。これら連日のように確認されるウイルス付きメールの送信日、件名、添付ファイルを一覧化している。

「ウイルス付メール INDEX」のページ(一部)