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【使いこなし編】第292回
Macにバックアップした「写真」アプリのデータを外付けストレージに移動する
2026年7月23日 06:00
スマートフォンのバックアップについて実践しているが、今回は、iPhoneからMacの「写真」アプリにバックアップしたデータを、さらにバックアップするべく外付けストレージに移動する方法を実践する。
第275回~第279回では、スマートフォンのデータをまるごとPCへバックアップする手法を実践した。続けて、第280回からは、スマートフォンの写真と動画を、ファイルとしてPCにコピーする方法を実践している。
第289回からは、Macを使ったiPhoneのバックアップを実践しており、第290回では、MacにiPhoneをケーブル接続した状態で、標準で付属する「写真」アプリに写真と動画を取り込んでみたところだ。
「写真」アプリで使われるライブラリの仕組み
Macの「写真」アプリは、「ピクチャ」フォルダ内の「Photos Library.photoslibrary」という名前のライブラリパッケージに、写真や動画をまとめて保存する仕組みになっている。ここには、Macに取り込む前にiPhoneで編集した結果も反映されている。定期的にiPhoneからMacに写真を転送して、この「Photos Library.photoslibrary」を大切に保管しておくことで、写真と動画のバックアップになる。
とはいえ、保存する写真と動画が増加するにつれ、内蔵ストレージの「ピクチャ」フォルダ内以外の外付けストレージに移動させたいと考える人は多いだろう。「写真」アプリでは、ライブラリ自体を外付けストレージへ保存し、起動時に切り替えて利用できる。
ここで注意したいのが、「写真」アプリはiCloud写真との同期機能を備えている点だ。このiCloud写真と同期できるのは、「システム写真ライブラリ」として指定したライブラリだけだ。ライブラリを切り替えると、自動的にiCloud写真との同期がオフに切り替わるのだが、今回はMacではiCloud写真は利用しないことにしておき(iCloudではなくケーブル接続で直接バックアップしているため)、あらかじめオフに設定しておく。
「写真」アプリの[写真]メニューから[設定]を開き、[iCluod]タブで[iCloud写真]のチェックを外しておく。
ライブラリのコピーと切り替え手順
ライブラリ操作を行う前には、「写真」アプリを必ず終了させておく。
「写真」アプリの終了を確認したら、「ピクチャ」フォルダ内の「Photos Library.photoslibrary」を外付けストレージにコピーする。その後で、「Option」キーを押しながら「写真」アプリのアイコンをクリックして起動すると、ライブラリを選択する画面になるので、外付けストレージにコピーしたライブラリを選択し、[ライブラリを選択]ボタンをクリックして、新しいライブラリで起動する。ライブラリを選択時にファイルのパスが表示されるので、「Volumes/(外付けストレージ名)~」になっているか確認すると確実だ。
システム写真ライブラリとして指定すると、写真の保存先や検索対象になり、「ピープルとペット」や「メモリー」の自動作成も行われるようになる。iCloud写真と同期するライブラリになる。今回はiCloud写真との同期はオフにしているので関係ないが、常に外付けストレージのライブラリで「写真」アプリを使うのなら、これをシステム写真ライブラリに設定しておくとよい。
ただし、システム写真ライブラリに指定した外付けストレージを取り外した状態で、「写真」アプリを起動しないよう気をつける必要がある。外付けストレージを外すときは、必ず「写真」アプリを終了してから行う。
システム写真ライブラリとして指定した後には、iCloud写真と同期する設定にすることも可能だが、設定するとiCloudからすべての写真と動画がダウンロードされるので注意する。
「ピクチャ」フォルダ内のライブラリを削除する
このライブラリ変更作業の後に、「写真」アプリを終了させ、「ピクチャ」フォルダ内の「Photos Library.photoslibrary」ライブラリは削除してしまい、Macの内蔵ストレージに空きを作ることも可能だ。
内蔵ストレージからライブラリを削除した環境では、ライブラリを保存した外付けストレージを必ず装着していることを確認してから、「写真」アプリを起動するように気をつけてほしい。もしくは、接続した外付けストレージに保存した「Photos Library.photoslibrary」をダブルクリックして「写真」アプリを起動することでも、ライブラリを読み込める。
「ピクチャ」フォルダ内のライブラリを削除した環境で、ライブラリを保存した外付けストレージを接続せずに、「写真」アプリを起動するとライブラリ選択をうながす警告画面が表示される。
「写真」アプリで外付けストレージに新規ライブラリを作成し、それに対してiPhoneの写真と動画をバックアップしていくことにし、Macの内蔵ストレージではiPhoneのバックアップとは関係ない別のシステム写真ライブラリを使うという手法も考えられる。また、用途に応じて好きなだけライブラリを作成し、起動時に切り替える使い方もできる。
Time Machineを使ったバックアップを設定しているなら、外付けストレージは、Time Machineの設定にて除外しないようにしておけば、簡単にバックアップ対象にすることもできる。Time Machineを使ったMacのバックアップは、第212回にて実践しているので参考にしてもらいたい。この回ではNASに保存しているが、外付けストレージにバックアップするのも同じ手順だ。ただし、Time Machineのバックアップ先は、今回ライブラリを保存したストレージとは別のものに設定するようにしてほしい。
今回の教訓(ポイント)
「写真」アプリの保存先となるライブラリは外付けストレージに移動できる
ライブラリを含めてTime Machineでバックアップしておくのがおすすめ















