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【使いこなし編】第278回
追加アプリは一切不要! Mac標準の「Finder」でiPhoneをまるごとバックアップ
2026年3月26日 06:00
第275回から、スマートフォンのデータをPCへバックアップする手法を実践している。iPhoneのデータをWindows PCにバックアップする手法として、Windowsに「Appleデバイス」アプリをインストールしてバックアップと復元の手順を実践した。
今回は、同じことをMacで実行するとどうなるのかチェックしてみよう。基本的な手順はWindows版とまったく同じなので、ここでは概要を紹介する。細かな動作は第275回から解説しているWindowsでのケースを参照してほしい。
MacではFinderからiPhoneをバックアップできる
macOS Catalina以降ならアプリのインストールは不要で、USBポートにiPhoneを接続すれば、OS標準のFinderの機能として利用できる。Finderウィンドウ左側のサイドパネルに、接続したiPhoneのアイコンが表示され、バックアップや復元、OSのアップデートなどの操作ができるようになる。
ここで使用するのは、[一般]タブのバックアップと復元関連の機能だけだ。[写真]や[ファイル]などのタブもあるが、これはMacからiPhoneへ転送する機能で、iPhoneからのバックアップには使えない。
[ローカルのバックアップを暗号化]にチェックを入れ、バックアップを保護するために設定するパスワードを入力すると、iPhone側でパスコードを入力する画面が表示される。ここでパスコードを入力すると、自動的に初回のバックアップが行われる。
このとき、[ローカルのバックアップを暗号化]を設定しないと、アクティビティやヘルスケア、キーチェーン(「パスワード」アプリ)のデータなどの重要なデータがバックアップされないため、必ず設定するようにしよう。なお、設定したパスワードはバックアップから復元する際に必要になるので、メモを取るなどして忘れないようにしておこう。
バックアップから復元したい場合は、「探す」機能を一時的にオフにする、LINEのトーク履歴などをバックアップするなどの事前準備を済ませた後に、[バックアップを復元]をクリックして進めるだけだ。事前準備の詳しい手順については第276回を参照してほしい。
実際にバックアップから復元する流れは、前回解説した内容と同じで、途中で特別な操作をする必要はなく待っているだけで完了する。
MacではWi-Fi経由でバックアップできるが少し不安定
バックアップは、突然のトラブル時に役立つので、できる限り頻繁にバックアップしておくようにしておくのが最善だ。
Macでは、[Wi-FiがオンになっているときにこのiPhoneを表示]にチェックを入れ[適用]をクリックしておくと、MacとiPhoneが自宅のWi-Fiでつながっている時には、常にFinderのサイドバーに表示されるようになる。この状態にすると、ケ-ブルを接続していない状態でも[今すぐバックアップ]をクリックしてiPhone側でパスコードを入力するだけでバックアップが可能になるので便利だ。
しかし、実際にやってみると、Wi-Fi経由での接続が安定していないせいかバックアップが完了できないことが多かった。そのため、確実にバックアップをするためには、USBケーブルで接続する方法がおすすめだ。iPhoneを充電するタイミングでMacにUSBケーブルで接続してバックアップをするなどの習慣にすると忘れにくい。
今回の教訓(ポイント)
Macでは、追加インストール無しでiPhoneをバックアップできる
macOSの「Finder」とWindowsの「Appleデバイス」アプリではほぼ同じ機能













