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【使いこなし編】第277回

バックアップしたデータをそのまま再現! Windows「Appleデバイス」アプリでiPhoneを復元する

 第275回からは、スマートフォンのデータをPCへバックアップする手法を実践している。まずはiPhoneのデータをWindows PCにバックアップする手法として、Windowsに「Appleデバイス」アプリをインストールしてバックアップし、iPhoneを初期化しても困らないように対策をしておいた。

「Appleデバイス」アプリでiPhoneをバックアップから復元する

 今回は、バックアップしたiPhoneを復元してみよう。操作自体は単純で、iPhoneとWindows PCをUSBケーブルで接続して、「Appleデバイス」アプリの[バックアップを復元]をクリックするだけだ。

 なお、バックアップの容量にもよるが、データの書き込みには結構な時間がかかる。そのため、ノートPCを使っている場合には、かならず電源に接続し、途中で電源が切れないように注意してほしい。

 復元の操作を始めると、アクティベーションとデータの初期化が行われ、いったんまっさらの状態になり、その後にバックアップデータが書き込まれる。今回は、バックアップしたiPhoneと同じiPhoneに対して復元作業を行うが、異なる(新しい)iPhoneやiPadに対しても復元できる。その場合は機種変更と同じ挙動になり、今回のように同一端末で復元する場合とは結果が少し異なる。

iPhoneをUSBケーブルで接続して、「Appleデバイス」アプリを起動する
[バックアップを復元]をクリックする
複数回のタイミングでバックアップを実行している場合には、プルダウンメニューからバックアップを選択できる
パスワードにバックアップ時に記入した暗号化のパスワードを入力し、[復元]をクリック
再度確認画面の表示。[消去して復元]をクリック
この時点でiPhoneの「探す」をオフにしていないと警告があり、進めなくなる。この表示が出た場合、前回を参考に「探す」をオフにする

 「Appleデバイス」アプリで[消去して復元]をクリックしたら、あとはひたすら待つだけだ。復元の途中でiPhoneは何度も再起動が自動でかかる。

 復元時は「Appleデバイス」アプリの画面がほとんど変化しないため、フリーズしたように感じるかもしれないが、時間がかかっている場合でも焦らずにそのまま置いておくようにしよう。復元中にケーブルを抜いたり、アプリを強制終了させたりすると復元に失敗する原因になる。最悪の場合、Appleに修理を依頼するしかなくなるため、注意が必要だ。

iPhoneは再起動する
アクティベート中
「バックアップから復元中」の表示に切り替わる。円形のプログレスバーが進んでいく
iPhoneには「Restore in Progress(復元中)」の表示

「こんにちは」と表示されたら復元完了

 復元が完了すると、iPhoneの画面に「こんにちは」と表示され、開くと「復元しました」と表示されるので、続けてiPhoneへのログイン設定など初期セットアップを行って使えるようにする。

 復元が完了すると「Appleデバイス」アプリで再度認識されるようになる。この状態であれば、iPhoneをUSBケーブルから外して構わない。外す前に「Appleデバイス」アプリでデバイス横のイジェクトボタンをクリックするようにしよう。

復元が完了すると「こんにちは」画面になる
「Appleデバイス」アプリでも復元が終わった通知が出る
「こんにちは」画面から開くと「復元しました」と表示される。この後はログイン設定などの初期セットアップをする
「Appleデバイス」で再度認識される。デバイス横のイジェクトボタンをクリックすれば、ケーブルを外して構わない

 インストール済みのアプリは自動的にダウンロードとインストールが行われ、ホーム画面の配置もそのまま復元される。同一端末への復元では多くのアプリはそのまま利用でき、Google関連サービスのアプリもそのまま利用開始できる。SNS関連は再ログインする必要がある。

「ようこそiPhoneへ」画面になる
アプリは元のホーム画面位置で自動でダウンロードとインストールされる
SNS関連は再ログインすれば、元と同じように使える
ウォレットのクレジットカードはクリアされるので再登録が必要。ポイントカードなどは残されている

 LINEも同一端末で復元した場合は、特に何もせずにそのまま利用できる。別端末に復元する場合は、ログインしてiCloudのバックアップからトーク履歴を復元すればよい。

QRコードからではなく[その他の方法でログイン]を選択後、アップルアカウントでログインするとよい
iCloudからトーク履歴を復元する

 復元の操作は、簡単に「ちょっと試してみる」というものでもないが、流れを知っていれば、いざというときに役立つ。iPhoneの故障や紛失といったトラブルは思わぬときに起こるものだが、そのような時にも落ち着いて対処できるよう、復元の方法をだいたい理解しておくのとともに、バックアップの頻度を上げるように心がけてほしい。

今回の教訓(ポイント)

「Appleデバイス」アプリでの復元は[消去して復元]をクリックするだけ
復元には時間がかかるので、完了するまでは焦らずじっくり待つ

村上 俊一

1965年生まれ。明治大学文学部卒。カメラマン、アメリカ放浪生活、コンピューター雑誌編集者を経て、1995年からIT系フリーライターとして活動。写真編集、音楽制作、DTP、インターネット&ネットワーク活用、無線LAN、スマホ、デジタルガジェット系など、デジタル関連の書籍や雑誌、ウェブ媒体などに多数執筆。楽曲制作、旅行、建築鑑賞、無線、バイク、オープンカー好き。