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NTT、軽量で日本語に特化したLLM「tsuzumi 2」に図表入りビジネス文書の処理性能を高めるアップデート

与信審査などの業務支援における帳票からの必要事項抽出

 NTT株式会社は5月19日、軽量かつ日本語処理に特化した大規模言語モデル(LLM)の「tsuzumi 2」をアップデートすると発表した。

 tsuzumi 2は、NTTがフルスクラッチで開発した純国産のLLM「tsuzumi」の後継モデルで、2025年10月に提供開始。tsuzumiの特徴であった軽量さと高い日本語処理能力を踏襲し、1GPUで推論可能な軽量モデルでありながら非常に高い日本語処理性能を持つほか、企業や業界向け特化型モデルを効率よく開発できることなども特徴としている。こうした特徴を生かし、国内企業や行政組織などのオンプレミス/プライベートクラウド環境において、機微情報を扱う業務を中心に利用されている。

 今回のアップデートは、ビジネスの現場で頻繁に使用される文書に焦点を当てたもの。ビジネス文書に含まれる図表形式の機微情報を正しく処理するため、図表付きの日本語ビジネス文書の理解が強化された。これにより、図表の中から特に重要な情報を抜き出しデータベース化するなど、機微情報の取扱いに関する業務を効率化できるという。

技術問合せ業務支援における原因判断フロー図の理解

 このほか、売上金額などの数値情報の理解や計算、APIドキュメントなどの技術文書に含まれる関数の解釈など、実用上必要となる数値処理を含む論理的思考力の強化も図られている。

文書画像読解能力に関する他社モデルとの比較