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NTT、AIネイティブインフラ「AIOWN」展開、都心に液冷標準AIデータセンター建設などDCの大幅拡張を予定
2026年4月28日 06:30
NTT株式会社、株式会社NTTデータグループ、NTTドコモビジネス株式会社は4月27日、AIネイティブインフラ「AIOWN」(エーアイオン)の展開について発表した。
AI利活用の急速な拡大を背景に、顧客のニーズに合わせてAIネイティブインフラ(AIを中心に据えたITインフラ)を提供することを目的としている。具体的には、AIに対応したデータセンター(DC)とIOWN APNなどIOWN構想に基づいて社会実装が進むソリューション群を活用する。
GPUなどの計算リソース・ネットワーク・電力といったリソースを最適化し、エッジデバイスまでの一貫したセキュアな利用環境と統合的なオペレーションを実現するAIネイティブインフラを「AIOWN」と定義し、DCの拡張のほか液冷対応といった高度化を継続的に進め、顧客の用途に応じてこれらを提供していくとしている。
発表では、DCの現状や今後の拡張・高度化について、すでに発表済みの内容を含め、次の7点を報告している。
47都道府県にDCを展開し、国内シェアNo.1
NTTグループは、47都道府県に160拠点以上のDCを展開し、国内DC市場シェアNo.1である。地理的なカバレッジに加え、安定した電力供給のもと、低遅延かつ安全にご利用可能な環境を提供している。
液冷方式DCでグローバルトップランナー
高性能化するAI向けGPUを搭載したサーバーでは冷却能力の高い液冷方式採用による冷却能力向上が求められるが、NTTは、液冷方式により空冷方式と比べて冷却用の消費電力を最大60%削減した設備をグローバルで250MW提供するトップランナーである。
2033年度に向けてDCを3倍超へ拡張
今後の計画として、NTTではDCを現状の約300MWから、2033年度に向けて3倍超の約1GWに拡張する予定。顧客のニーズに合わせて、複数拠点のGPUを柔軟に利用できるリソースマネジメント機能なども順次拡張する。
東京都心に液冷標準AI対応型DC建設
NTTドコモビジネスは、JR山手線沿線の駅から徒歩5分の立地に、AI用の液冷標準・高発熱サーバー機器に対応したDCの建設を開始し、2029年度下半期にサービスの提供開始を予定する。都心にあることで駆けつけ対応が容易になるほか、各種クラウド事業者やIXに近いことで、通信経路がシンプルになり、低遅延・高信頼な接続が可能になることも特徴としている。
また、同DCでは超省エネ型コロケーションサービス(顧客所有の機器を設置・運用するサービス)を提供。顧客のグリーン・トランスフォーメーション(GX)にも貢献するとしている。
栃木県に大規模DC整備
NTTデータグループは、栃木インター産業団地において「栃木TCG11データセンター」の整備を進め、2029年竣工を計画している。同DCは関東エリアにおける大規模なデータセンターとして、最終的には100MWへの拡張を予定。将来にわたるAI需要増加に対応すると同時に、都心部の主要エリアから十分な距離を置くことで、デジタルインフラの地理的分散化を図る拠点としての役割を担う。
千葉県印西・白井エリアに国内最大級のDCキャンパス整備
NTTデータグループは、千葉県の印西・白井エリアにて、国内最大級のDCキャンパスを段階的に整備する。最終的にはエリア全体で250MWへの拡張を予定。本取り組みは「白井市の地域活性化に関する包括連携協定」に基づいて、まちづくりや地域の持続的な発展も見据えて行われる。
コンテナ型DCも展開し、幅広いニーズに対応
以上のような建屋型DCのほか、NTTグループでは顧客のAI利用量の需要に応じ、設置場所や規模、設備などの自由度が高く、迅速な提供が可能なコンテナ型データセンターも提供する。






