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【使いこなし編】第293回

AirDropで直接つながる! Macを使ってAndroidスマホの写真と動画をバックアップする

 最近の本連載では、スマートフォン(iPhone/Android)のデータのバックアップを実践している。第289回からはMacを使ったバックアップを紹介しており、今回はAirDropを使ったAndroidからのバックアップを実践する。

 第275回第279回では、スマートフォンのデータをまるごとPCへバックアップする手法を実践した。続けて、第280回からは、スマートフォンの写真と動画を、ファイルとしてPCにコピーする方法を実践している。

MacにAirDropを使って、Androidの写真と動画をバックアップしてみよう

 今回もこれまでと同様に、Macにバックアップするのは写真と動画を主体にして考えていく。それ以外のデータはそれほど大きな容量にはならないので、AndroidのシステムからGoogleドライブに自動バックアップすることをおすすめする。写真と動画のバックアップをオフにしておけば、無料分の15GBで足りるはずだ。

Androidのシステム設定の[システム]に[バックアップ]がある
[写真と動画]はオフ、[その他のデバイスデータ]はオンにしておくのがおすすめ。[その他の~]はそれほど多い容量ではない

Androidの「Quick Share」でMacにファイルを転送する

 今回は、AndroidのQuick ShareとMacのAirDropを使い、無線通信で写真や動画を転送する方法を実践する。本記事ではmacOS Tahoe 26.5.2とAndroid 16のPixel 10 Pro XLを使用している。

 2025年11月のアップデートにより、AndroidのQuick Shareは一部モデルでAirDropを使ったファイル転送に対応した。対応モデルは、Pixel 8a以降やSamsungのGalaxyシリーズなどで拡大しており、現在の対応モデルは、以下ページの「FAQs」-「Can I use Quick Share with an iPhone?」にまとめられている。

▼Share files from Android to iPhone. And back again.(Android)
https://www.android.com/quick-share/with-iphone/#what-other-devices-work-with-quick-share

 まずは、Macの方でAirDropの受信範囲を「すべての人」まで一時的に許可しておく。Finderから設定可能だが、システム設定の[一般]ー[AirDropおよび連携]でも設定できる。今回実践するバックアップ(ファイル転送)の操作が終わったら、忘れずに受信範囲の設定を戻しておこう。

Finderのツールバーで[AirDrop]を選択し、下部の「このMacを検出可能な相手」で[すべての人]を選択しておく
システム設定の[一般]ー[AirDropおよび連携]でも設定可能

 Mac側でAirDropの受信を可能にしたら、Androidの「フォト」アプリなどから写真や動画を転送する。Android側でAirDropの転送に使うのは、Quick Shareという機能になる。

Androidの「フォト」アプリなどで転送したい写真や動画を選択した状態にし、共有ボタンをタップ
[Quick Share]をタップする
下にスクロールし、[付近のデバイスに送信]に表示されるMacをタップする
待機中になる

 スマートフォンからファイルを送信すると、Macに通知が表示されるので、保存方法を選択し受信を許可すると転送が始まる。[受け入れる]からメニューで[”写真”で開く]を選択して、「写真」アプリに直接読み込むとスムーズだろう。

 [“ダウンロード”に保存]を選ぶとファイルとして保存されるが、その保存したファイルを「写真」アプリに読み込むと、ファイルが二重に保存されてしまうことで倍の容量を消費することになるため、注意してほしい。

Macに通知が表示されるので、[受け入れる]からメニューで[”写真”で開く]を選択して「写真」アプリに直接読み込んでみる。[“ダウンロード”に保存]を選べば、単純にファイルとして保存される
FinderのAirDropを開いていると、このような画面で通知がある
受信が始まる

 [”写真”で開く]を選ぶと、「写真」アプリの読み込み画面が表示されるので、必要に応じて読み込み先のアルバムを選択して[すべての新しい写真を読み込む]をクリックする。これで「写真」アプリへの読み込みが完了する。第291回では、「写真」アプリでの編集方法を紹介しているので参考にしてほしい。

[”写真”で開く]を選ぶと、「写真」アプリの読み込み画面が表示される。[すべての新しい写真を読み込む]をクリックする
「写真」アプリに読み込まれる

 なお、今回紹介したAirDropによる転送に対応しているモデルは、まだ一部に限られている。次回はAirDropに未対応のモデルでも利用できる、ケーブル接続でバックアップする方法を実践する。

今回の教訓(ポイント)

AirDropを使って、Androidの写真と動画をMacにバックアップできる
Androidでは「Quick Share」機能でAirDropとの転送ができる

村上 俊一

1965年生まれ。明治大学文学部卒。カメラマン、アメリカ放浪生活、コンピューター雑誌編集者を経て、1995年からIT系フリーライターとして活動。写真編集、音楽制作、DTP、インターネット&ネットワーク活用、無線LAN、スマホ、デジタルガジェット系など、デジタル関連の書籍や雑誌、ウェブ媒体などに多数執筆。楽曲制作、旅行、建築鑑賞、無線、バイク、オープンカー好き。