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【使いこなし編】第294回

Androidの写真と動画をMacにUSBケーブル接続でバックアップする

 第275回第279回では、スマートフォンのデータをまるごとPCへバックアップする手法を実践した。続けて、第280回からは、スマートフォンの写真と動画を、ファイルとしてPCにコピーする方法を実践している。

 第283回からは、Windows PCで利用できる「スマートフォン連携」アプリを使うなどして、Windowsを使ってスマートフォンのバックアップを実践してきた。第289回からは、Macを使ったiPhoneのバックアップを実践した。

ケーブル接続でバックアップするためには転送用ツールが必要

 前回からはMacを使ったAndroidのバックアップを実践しており、AirDropを使った方法を実践した。今回はさらに汎用性の高い方法として、USBケーブルを接続して写真と動画を転送する方法を実践する。

 しかし、MacではAndroidを接続した際のデータ転送で使われるMTP(メディア転送プロトコル)に標準では対応していないため、単純に接続しただけでは転送できない。そこで今回は転送ツールの「MacDroid」を導入する。App Storeでも配信されているため、検索してインストールしてほしい。

 MacDroidの無料版では、AndroidからMacへのファイル転送ができ、有料版のMacDroid PROにアップグレードするとフル機能を利用できるようになる。無料版との大きな違いはスマートフォンへ転送ができないことだ。購入すると双方向でのファイル転送が可能になる。

 スマートフォンからPCへのバックアップ用途で使うには、無料版で問題ない。Wi-Fiでの無線接続も可能だが、今回はわかりやすいUSBケーブル接続を実践してみよう。ちなみに、Wi-Fiでの転送にはスマートフォンを開発者モードに切り替えて接続する必要がある。

「MacDroid」はApp Storeにある
初回起動時に表示される画面でプランの選択ができる。無料の「読み取り専用モード」を選択し、[無料モードを継続]をクリック
許可画面でローカルネットワークの検索を許可しておく。ケーブル接続なら許可しなくてもOKで、Wi-Fi接続を使いたい場合のみ許可する必要がある。後ほど変更も可能だ

Androidの写真と動画をバックアップする

 MacDroidを起動し、AndroidとMacをUSB Type-Cケーブルで接続する。接続後にスマートフォン側で、設定の[接続設定]で[USB]の接続用途を[ファイル転送/Android Auto]に切り替えて、認識させればMTPで接続される。

起動後はこのような画面。メニューはない。[MTPで接続]を選ぶ
AndroidとMacをUSB Type-Cケーブルで接続する
このような接続方法の解説画面が表示される。接続したスマートフォンは表示されるが、まだ「未接続」だ
AndroidとMacをUSB Type-Cケーブルで接続すると、スマートフォン側に通知が表示されるのでタップする。設定から[接続設定]-[USB]を選択しても同じだ
[充電のみ]から[ファイル転送/Android Auto]に切り替える。切り替え時に本人認証が入る
許可を求める画面が表示されたら[OK]で進めておく
マウントされた。[Finderで表示]をクリックする

 スマートフォンがMTPモードでマウントされたら、Finderでサイドバーの[場所]に「MacDroid」として表示されるようになる。あとは[DCIM(写真)]もしくは、[内部共有ストレージ]から、必要なファイルをMacにバックアップする。「DCIM」フォルダの「Camera」に純正カメラアプリで撮影した写真と動画が保存されているが、「DCIM」フォルダには、ほかのカメラアプリのデータもあるので、フォルダ全体をコピーしてしまってもいいだろう。

Finderでサイドバーの[場所]に「MacDroid」として表示される。[DCIM(写真)]を開いてみよう
写真関連のフォルダがある。[Camera]が純正カメラアプリで撮影したデータの保存場所
写真と動画をMacにドラッグ&ドロップでコピーする。なお、Macからスマートフォンへのコピーはできないので注意
「内部共有ストレージ」にも重要なデータが保存されている。好みでバックアップするといいだろう。ここの「DCIM」フォルダは先に扱ったフォルダと同一なので注意する
MacDroidの操作メニューは、メニューバーのアイコンから表示できる。バックアップ作業が終わったら[マウント解除]を実行してからケーブルを外す

今回の教訓(ポイント)

Macは、Androidとケーブル接続してのデータ転送には標準だと非対応
「MacDroid」などの転送用ツールを活用するとよい

村上 俊一

1965年生まれ。明治大学文学部卒。カメラマン、アメリカ放浪生活、コンピューター雑誌編集者を経て、1995年からIT系フリーライターとして活動。写真編集、音楽制作、DTP、インターネット&ネットワーク活用、無線LAN、スマホ、デジタルガジェット系など、デジタル関連の書籍や雑誌、ウェブ媒体などに多数執筆。楽曲制作、旅行、建築鑑賞、無線、バイク、オープンカー好き。