自宅Wi-Fiの“わからない”をスッキリ!

【使いこなし編】第300回

Androidスマホの「ウォレット」にポイントカードを登録し、カードを持たずに買い物! PFU「ScanSnap iX110」活用

厚みのあるカードもきれいにスキャン可能

今回は連載300回記念。いつも読んでくださり、ありがとうございます!

 バッテリー内蔵でどこでも使えるハンディ型のドキュメントスキャナー「ScanSnap iX110」の活用を、第297回から実践している。

 ScanSnap iX110は、ポイントカードのような厚みのあるプラスチック製のカードの読み込みにも対応している(エンボスなしは厚さ0.76mm、エンボス付きは厚さ1.24mmまで対応)。

 そこで今回は、ScanSnap iX110を使ってポイントカードをスキャンし、Androidの「ウォレット」アプリで管理する方法を実践する。本記事では、Android 17のPixel 10 Pro XLを使用する。

 iPhoneの「ウォレット」アプリには、同様の機能が搭載されていないのだが、基本的にカードのバーコードを表示させるだけなので、スキャンしたカードを「写真」アプリなどのアルバムに集めておいて表示するだけでも活用できるだろう。

 なお、スマートフォンに登録したカードを実際に店舗で使えるかどうかは、各店舗によって扱いが異なるので事前に聞いてみてほしい。

 この先の実践は、自宅内でScanSnap iX110とスマートフォンがWi-Fiでつながった状態になっているのが前提となる。セットアップ方法などは第298回を確認してほしい。

ScanSnap iX110とスマートフォンはWi-Fiで無線接続している状態になっている

ポイントカードをスマートフォンに登録する

 このAndroidの「ウォレット」アプリにポイントカードを登録する方法は、スマートフォンのカメラでもかなり精度よくスキャンできる。しかし、ScanSnap iX110を使うと、カードが微妙に傾くこともなくより鮮明に登録でき、登録がスムーズに進められる。またスキャン画像の容量も少なく済む。

 まず、前回と同様に、プラスチックカードをスキャンするのだが、その前にScanSnap Homeの[スキャン設定]でファイル形式を[PDF]から[JPEG]に変更しておく。

ScanSnap Homeの[スキャン設定]でファイル形式をタップ
表示されるメニューで[JPEG]を選ぶ

 設定したら、ScanSnap iX110でプラスチックカードを両面ともスキャンする。カードが排出される部分に物が置いてあるとトラブルになるので、周囲はあけておくようにする。

 スキャン後に、ScanSnap Homeからスキャンした画像を「フォト」アプリにアップロードし、それを「ウォレット」アプリで読み込む。

ScanSnap iX110でプラスチックカードを両面ともスキャン
スキャン後、ScanSnap Homeの[データ]タブを開き、スキャンした画像の[≡]をタップ
[共有]をタップ
[フォト]をタップ
[アップロード]をタップ
「ウォレット」アプリを起動し、「+」をタップする
[その他]を選ぶ。初回のみ同意画面が表示されるので、[もっと見る]で読み進める。同意画面は省略
カメラ画面が表示されたら、読み込みボタンをタップする。カードを撮影して読み込む場合には、この画面でスキャンする
アップロードしたカードのスキャン画像を選択して[完了]をタップ
ここで編集も可能だが、たいていキレイなので[完了]で進めればOK。[切り抜きと回転]はまれに使うことがある
[切り抜きと回転]では、四隅を指定して細かく切り抜くことができる。上に隅の拡大が表示される。[適用]して、前画面の[完了]で進める

 「ウォレット」アプリにカードを登録すると、AIが読み取ってカード情報やバーコードなどの項目を自動入力してくれる。多くの場合は読み取った項目の修正画面が表示されるが、確認なくそのまま登録が完了することもある。実際に使用する前に正しい情報が登録されているか確認しておこう。

 なお、ここで使われているAI機能はスマートフォン内で処理が完結するGemini Nanoなので、カードの画像がGoogleに転送されてAIの学習に使われることはない。

AIが読み取って項目を自動入力してくれる。カードの種類のポイントカードを自動で認識したが、認識できないと選択画面が表示されることがある。今回の場合[ポイントプログラム]項目だけ入力する必要があった。確認して[保存]する
このようなカードが作られる。[追加]をタップ。この後ウォレット追加完了画面(省略)が表示されるので[表示]をタップする
追加されたカードが表示される。☆をタップしてホーム画面に追加しておこう
下にスクロールすると、詳細が表示される。[パスの写真を表示]をタップしてみよう
スキャンした画像が表示される。個別に拡大表示も可能だ
こちらはスマートフォンのカメラでスキャンしたカード。悪くないが傾きや明るさを微調整したくなる
「ウォレット」アプリのホーム画面では、このように表示される
[さらに表示]からは、☆を付けてホーム画面表示のオン/オフなどの操作ができる

 「ウォレット」アプリに登録したポイントカードのバーコードが実店舗で利用できるかどうかは店舗によって異なり、必ず店員に聞いてみる必要はあるが、使用できればかなり便利だ。ポイントカードに限らず、バーコードやQRコードを提示する会員カード類は登録しておくといいだろう。

今回の教訓(ポイント)

ScanSnap iX110では厚みのあるプラスチックカードをスキャンできる
バーコードなどを提示するポイントや会員カードをアプリに登録すると便利

村上 俊一

1965年生まれ。明治大学文学部卒。カメラマン、アメリカ放浪生活、コンピューター雑誌編集者を経て、1995年からIT系フリーライターとして活動。写真編集、音楽制作、DTP、インターネット&ネットワーク活用、無線LAN、スマホ、デジタルガジェット系など、デジタル関連の書籍や雑誌、ウェブ媒体などに多数執筆。楽曲制作、旅行、建築鑑賞、無線、バイク、オープンカー好き。